「ボーデン湖」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
湖の共同統治について
34行目:
ボーデン湖の湖畔には、[[コンスタンツ]]、[[フリードリヒスハーフェン]]、[[リンダウ]](以上はドイツ)や、[[ブレゲンツ]](オーストリア)などが位置しており、多くの観光客を集めている。湖畔で[[ぶどう]]が栽培されており、沿岸地域では[[ワイン]]生産が盛んである。ボーデン湖には[[ライン川]]が流れ込んでおり、ここからさらにドイツへと流出していく。ボーデン湖を出て間もなく激流となり、[[ライン滝]]へと一気に流れ込む。ライン川への流出とは別に、ボーデン湖の水はドイツで有効に活用されている。パイプラインを通じて[[シュトゥットガルト]]などの工業都市へと運ばれ、工業用水などに用いられる。
 
湖にうかぶ島、マイナウ島は島全体が庭園となっており、花の島ともよばれる。マイナウ城や様々な庭園が観光地となっている。同じく湖に浮かぶ[[ライヒェナウ島]]は世界遺産に登録されている。
 
== 歴史 ==
昔はこの付近は氷河だった。氷河が消えて[[U字谷]]が残った後、そこに水がたまって形成された[[氷河湖]]である。前4世紀ころより、湖畔に[[ケルト人]]の集落が設けられたと考えられている。前1世紀、[[ローマ帝国]]がこの地域に拠点を築いた。その後、ゲルマン人の移動にともない、徐々にゲルマン化されていった。中世以降、ドイツ、オーストリア、スイスを結ぶ湖であることから、交易活動の舞台として重要な役割を果たした。現在も湖上の島以外が三国の[[共同主権|共同統治]]となっている
 
== 脚注 ==