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6世紀から8世紀にかけてのヒンドゥー教建築は、ピラミッド形をした南部の様式<ref name=dra>「[[ドラヴィダ]]様式」とも呼称する。</ref>と砲弾形をした北部の様式が混在し、現在、9寺院が残っており、すべて[[宇宙]]の[[破壊]]と[[創造]]を司る[[シヴァ神]]を祀ったものである。遺跡では寺院が北から南にかけてほぼ年代順に並んでいる。
[[ヴィクラマーディ
[[ファイル:Pattadakal Virupaksha Temple.jpg|280px|left|thumb|'''ヴィルーパークシャ寺院'''——ヴィマーナの手前に列柱廊に囲まれたマンダパ(拝堂)があり、その三方に入口のポーチが設けられている(画面左側)]]
なかでも、パッタダカルで最大規模をほこる'''ヴィルーパークシャ寺院'''は [[8世紀]]にパッラヴァ朝との戦いに勝利して凱旋したヴィクラマーディ
他に南インド様式を代表する寺院に'''マリカールジュナ寺院'''や'''サンガメーシュワラ寺院'''がある。マリカールジュナ寺院はヴィルーパークシャ寺院をやや小規模にしたもので、やはり王の戦勝記念に第 2王妃が造営したといわれている。どちらも屋根は、水平層を階段状に積み重ねる形式<ref name=dra/>になっている。これら南部様式の寺院は、のちにつくられた[[エローラ]]の[[エローラ石窟群#ヒンドゥー教石窟|カイラーサナータ寺院]]にも影響を与えたことで知られる。
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