「国立劇場」の版間の差分

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1990年に、特殊法人国立劇場は日本芸術文化振興会に改称、2003年に独立行政法人化した。
 
== 録音複製問題 ==
国立劇場の内部規約として、国立劇場での録音テープを複製する場合、たとえ委嘱新作の作曲家本人であろうとも、1秒につき220円(30分とすると396,000円)を音源の複製料として支払う規定がある。この金額には著作権および隣接権に伴う料金は含まれていない。また演奏に関わった人物全員の捺印が必要であり、CDなど販売に用いる際は印税5%を収める必要がある。この規約は国立劇場が[[独立行政法人]][[日本芸術文化振興会]]となった際に改定された。
 
作曲家の[[吉松隆]]は、国の伝統芸能を守るべき立場の国立劇場がその伝統芸能を発展させるために委嘱した作曲家本人に対して当然還元されるべき録音の権利を独占し事実上非公開にさせるものだとしてウェブサイト上で問題を提起し経緯を公開した。作曲家のファンを中心に反響が見られた。
 
== 建築・前庭 ==
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造園は[[中島健 (造園家)]]が担当。前庭にはスルガザクラ、スルガコマチ、[[コマツオトメ]]、[[ジンダイアケボノ]]、[[ヤエベニシダレ]]、センダイヤ、スルガザクラの実生(品種未確定)、[[カンザン]]、ワカキノサクラ、クマガイザクラの10種類の[[サクラ]]が植栽されていて近隣の[[千鳥ヶ淵]]と合わせて桜の名所となっており、春の[[花見]]の時期には各種サクラの開花情報が公式サイトに掲載されている。なおスルガコマチは国立劇場のスルガザクラの種から誕生した当劇場由来の品種である<ref>[http://www.ntj.jac.go.jp/topics/kokuritsu/28/43-blooming-condition.html 国立劇場さくら開花情報] 国立劇場さくら開花情報</ref>。
 
== 録音複製問題 ==
国立劇場の内部規約として、国立劇場での録音テープを複製する場合、たとえ委嘱新作の作曲家本人であろうとも、1秒につき220円(30分とすると396,000円)を音源の複製料として支払う規定がある。この金額には著作権および隣接権に伴う料金は含まれていない。また演奏に関わった人物全員の捺印が必要であり、CDなど販売に用いる際は印税5%を収める必要がある。この規約は国立劇場が[[独立行政法人]][[日本芸術文化振興会]]となった際に改定された。
 
作曲家の[[吉松隆]]は、国の伝統芸能を守るべき立場の国立劇場がその伝統芸能を発展させるために委嘱した作曲家本人に対して当然還元されるべき録音の権利を独占し事実上非公開にさせるものだとしてウェブサイト上で問題を提起し経緯を公開した。作曲家のファンを中心に反響が見られた。
 
== 交通 ==