「御剣怜侍」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
メメ (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
3行目:
* {{Pathnav|逆転検事|逆転検事の登場人物の一覧}}
</div>
'''御剣 怜侍'''(みつるぎ れいじ、[[1992年]]<ref>映画版では舞台となる西暦20XX年時点で25歳となっており、生年の設定は異なる。</ref> - )は[[カプコン]]の[[ゲーム]]『[[逆転裁判]]』シリーズに登場する架空の人物。
 
== 概要 ==
逆転裁判シリーズの初代[[主人公]]・[[成歩堂龍一]](なるほどう りゅういち)のライバルにして親友。『4』では従来の登場人物のほとんどが一新され登場していないが、宝月茜が御剣のことを連想させる発言をしている。『レイトン教授VS逆転裁判』ではエンディングとダウンロードエピソードに登場。
 
名前の由来は、'''侍'''のような張り詰めた雰囲気と、頭の回転が速く('''怜'''悧であり)切れ味が良い(御剣→切れ味の良い刀剣)ことから。英語版の名前は"Miles Edgeworth"(Edge=“刃”、worth=“値打ちのある”)。
17行目:
 
== 担当した声優・俳優 ==
* [[岩元辰郎]](ゲーム『1』から『3』『蘇る』『検事』『検事2』)
* [[竹本英史]](TGS特別法廷、『3』・『検事』プロモーション映像、ドラマCD『逆転検事2 〜宇宙からの逆転!?〜』、ゲーム『レイトン教授VS逆転裁判』・『5』・『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』)
* [[玉木雅士]](アニメ版『逆転裁判』)
* [[七帆ひかる]](宝塚歌劇『逆転裁判 蘇る真実』)
* [[悠未ひろ]](宝塚歌劇『逆転裁判2 蘇る真実、再び…』・『逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース』)
* [[斎藤工]](映画版俳優)
* [[和田琢磨 (俳優)|和田琢磨]](舞台『[[逆転検事]]・2016年)<ref>{{cite news|url=http://natalie.mu/stage/news/181027|title=「逆転検事」和田琢磨、磯貝龍虎のビジュアル公開、チケット先々行も開始|newspaper=ステージナタリー|date=2016-03-24|accessdate=2016-03-24}}</ref>
 
== 人物 ==
高名な[[検察官|検事]]・狩魔豪(かるま ごう)に師事し、弱冠20歳で検事になって以来'''一度も[[無罪]]判決を出したことの無い天才検事'''。但し、有罪判決を獲得する為には手段を選ばない、血も涙も無い鬼のような検事。[[証拠]]のでっち上げや裏取引の噂<ref>あくまで噂でしか無かったが、『1』第2話でボーイと裏取引を実際に行っている。</ref>等、黒い噂が絶えない。
 
[[生年月日]]などは不明だが、小学校の同級生だった成歩堂が1992年度(学校年度)生まれであり、御剣も同じと思われる。
36行目:
 
=== 性格 ===
[[一人称]]は「私」で、「なのだよ」「〜したまえ」「なんだろうか?」などといったやや古風な喋り方が特徴。『3』第4話を除き腕組をした際に右手の人差し指を動かす癖がある。当初は非常に冷酷かつ頑迷で隙がないシリアスな人物として描かれていた。しかし『1』の発売後カプコン発行・[[双葉社]]発売の攻略本「逆転裁判真相解明マニュアル」で「トノサマンのファン」という内容の漫画が描かれてから、ディレクターの[[巧舟]]が「隙があった方がかわいい」と思い始め、スタッフの中での彼に対するイメージが少しずつ崩れていく。そのため、『2』以降の作品では[[天然ボケ|天然]]なところを見せるなど、少しずつコミカルな面の方が目立っていくようになる。
 
『2』以降は『1』での「全ての[[被告人]]を有罪にする」という考え方とは異なりを改め、あくまで真実を明らかにするという姿勢を強めている。『検事』シリーズではこれまでの冷徹な性格が軟化し、人情味のある一面も見せている。
 
[[完璧主義]]な仕事ぶりのイメージが強い一方で、真実を突き詰めるためなら「他人の都合など知ったことではない」と強行策に出たり、自らの[[秋霜烈日|検事バッジ]]すら放棄するといった後先を考えていないかのような大胆な行動を起こすこともある。
 
『逆転裁判』シリーズでは、基本的にサブキャラクターであるため彼自身の思考はあまり語られないが、『3』第5話では操作キャラクターとなったため、思考を垣間見ることができる。『検事』シリーズでは一貫して操作キャラクターであり、周囲の人物に対して内心でツッコミを入れていることが多い。
 
また、感情をうまく表現できず、眉間にしわを寄せ、険しい表情をすることが多い。普段は理知的だが他人と仕事以外のことを話すことは得意ではない。加えて、[[証人]]などに煮え湯を飲まされるとやや狼狽し、白目を剥きながら唇を震わせるといった表情を見せる。
 
証拠が足りない状況でも、相手を言葉巧みに誘導して証言を引き出すなど、法廷では話術にも長けている。
61行目:
その後、検事とは何か、[[裁判]]とは何かを深く考え、1年後(『2』第4話)に再び法廷に立った。それ以降は、海外研修を行っていたが、『3』第5話にて矢張から成歩堂の事故を聞き緊急帰国し、特別[[弁護人]]として法廷に立った。
 
『3』第5話の事件が解決した後に、海外研修を再開し、1ヶ月後に帰国した(『検事』)。その2週間後、ひょうたん湖での事件を皮切りにまた立て続けに事件に巻き込まれる事になる(『検事2』)。
その2週間後、ひょうたん湖での事件を皮切りにまた立て続けに事件に巻き込まれる事になる(『検事2』)。
 
『5』では検事局長に出世しており、[[死刑囚]]となった夕神迅と共に夕神迅が判決を受けた事件を調査している。そして、再び法廷で成歩堂と対決する。
69 ⟶ 68行目:
身長178cm。体格は中肉。ちなみに身長は声を担当した岩元と同じである(こっそり同じにしたらしい)。
 
髪型は前髪がほぼ中央で分かれており、後ろ髪が必ず1箇所はねている(因みに父・御剣信も同じ特徴を持っている<ref>[http://news.dengeki.com/elem/000/000/358/358418/ 信さんは家では息子に甘いパパ? 『逆転検事2』開発者が読者の質問に回答]</ref>)。色白で端正な顔立ちをしており、成歩堂よりも圧倒的に女性受けがよい。前述の通り眉間にしわを寄せていることが多く、「なるほど逆転裁判!」や『検事』では「ヒビ」と表現されている(この特徴は狩魔豪と同じ)。
 
服装はいつも黒い[[ウェストコート]]とワインレッドの[[背広|スーツ]]で<ref>就任仕立ての20歳の頃には今よりも装飾の多い派手な服を着ていたが、色は同系統である。現在は、彼の執務室に飾られている。</ref>、首には中世ヨーロッパの[[貴族]]のような白いクラバット([[フリル]]のようなもの、[[ジャボ]])を巻いている。この奇抜な服装は狩魔豪直伝の[[ファッション]]らしく、本人も誇りに思っている一方で、その派手さをからかわれることもある。ファンブックのスエカネの発言によると「適当に描いた」とのことで、どのような構造になっているか把握していないらしい。このクラバットは「ヒラヒラ」「フリフリ」と呼ばれ、彼の特徴となっている。スペアも常に携帯しており、女性からは「ヒラヒラした検事」などと呼ばれることが多い。漫画版『検事』ではこの服装を[[名探偵]][[仮装]]と勘違いされている。
 
『5』ではスーツの装飾が細かく変更されており、父と同様に[[眼鏡]]をかけている。公式HPのキャラクター紹介動画では眼鏡について「検事局長という役職についたことで、デスクワークが増えたため」としている。法廷に立つときは外して胸ポケットに入れている。
 
[[秋霜烈日|検事バッジ]]はつけていない<ref>『逆転裁判』シリーズにおいて検事でバッジをつけているのは『検事2』の一柳弓彦のみ。</ref>。これは巧によると「あの世界ではつけないのがオシャレ」とのことで、このことは『蘇る』でも糸鋸の口から語られている。『検事』では師匠である狩魔豪からそのように教えられ、いつもポケットの中に入れて持ち歩いていることが判明した。なお御剣によると、検事局の検事は誰一人としてつけていないらしく、自身もいつつければいいのかわからないらしい。
 
=== 好物・苦手な物 ===
『蘇る』では[[紅茶]]を飲んでおり、執務室に紅茶のセットが置かれている。糸鋸は『2』で「御剣検事は[[サザエ]]のつぼ焼きが大好きッス」と発言している(恐らく[[エスカルゴ]]の事)。また漫画版では「おやつ」と称して「とのさまんじゅう」を取り出すシーンがある。その他にも[[ソフトクリーム]]を2つ食べるなど、[[甘党]]を思わせる描写もある。
 
DL6号事件の影響で[[地震]]が苦手であり、地震が起こると床にうずくまって震えたり、時には[[失神]]や[[呼吸困難]]に陥ったりする等、成歩堂や糸鋸に心配されるほど深刻である。[[エレベーター]]もDL6号事件の影響であまり好きではないようで、[[暖炉]]も「見たくない」と発言している(後述)。『検事』では[[エアポケット]]でも気絶している。
85 ⟶ 84行目:
 
=== 趣味・特技 ===
成歩堂によると小学生だった頃は[[ゴルフ]]や[[フルート]]、[[論文]]などで多くの賞を取っていたらしく、万能だと思われる。また[[日本の運転免許|運転免許]]も所持しており、『蘇る』第5話と『5』では真っ赤な[[スポーツカー]]を乗り回していた。
 
『蘇る』では彼の[[サバイバルナイフ]]が証拠品として登場している。
148 ⟶ 147行目:
* 信楽盾之(父・御剣信の元・助手)
* 水鏡秤(ライバル)
* 天野河丈一郎(海外留学の恩人)
 
== 御剣怜侍に対する呼称 ==