「東京方言」の版間の差分

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国道266号 (会話 | 投稿記録)
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== 表現 ==
* 伝統的な[[関東方言]][[東北方言]]では意思・同意・推量の語尾は「べ(え)」であり、「行くべ」や「これだべ」「これだんべ」「これだっぺ」などと言うが、東京方言では「行こう」や「これだろ(う)」と言う。「う・よう」の使用が広まる以前は江戸でも「べ(え)」を多用し、当時上方の人間から「関東べい」と呼ばれていた。
* 方向を示す格助詞は関西方言などと共通する「へ」であり、東北方言に多い「さ」とは異なる。
* 「怖い」「ふすま」「うろこ」「じゅうやく(ドクダミ)」「つゆ(梅雨)」「塩辛い」「つらら」「けむり」「しあさって」など、語彙の面でも関西方言から輸入されたとみられるものが複数ある<ref>飯豊毅一・日野資純・佐藤亮一編『講座方言学1 ―方言概説―』[[国書刊行会]]、1998年、166頁。</ref>。