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5行目: == 概説 == [[江蘇省]]の[[無錫]]の富裕な資産家の家庭で生まれ、仕官することはなかった。 [[江蘇省]]の[[無錫]]の富裕な資産家の家庭で生まれ、仕官することはなかった。1350年ごろから元朝政府の重税化の影響で、地方官憲と税問題でトラブルになった<ref>ケーヒル</ref>。[[紅巾の乱]]などの内乱の影響もあり、至正12年（1352年）52歳ころ家財を整理して家族とともに故郷を離れた。<ref>文人画粋篇</ref>。元末明初の混乱期を20年もの流寓の生活を送り、74歳で[[無錫]]に帰り親戚の鄒氏の家で没した。潔癖症で多くの逸事奇行を伝えている<ref> 雲林遺事</ref>。[[山水画]]は、はじめ精細な着色山水も描いたと伝えるが、のちに「簫散体」といわれる極度に画面の単純化をおしすすめた平遠山水を独自の様式として確立した。<ref>世界美術小辞典</ref>。作品の真贋問題については、指導的な権威の間でも意見が大きく分かれている。「容膝斎図」だけを真蹟だとする意見さえあるが、ケーヒルは「１２，３点から１５点、さらに墨竹の小品を含めてさらに２，３点を現存作品の妥当な数と考えている。」<ref>ケーヒル　191P　第三章の注釈５　</ref>。 1350年ごろから元朝政府の重税化の影響で、地方官憲と税問題でトラブルになり、投獄されたりした<ref>ケーヒル</ref>。 [[紅巾の乱]]などの内乱の影響もあり、至正12年（1352年）52歳ころ家財を整理して妻の蒋寂照ら家族とともに故郷を離れた<ref>『文人画粋篇』</ref>。元末明初の混乱期を20年もの流寓の生活を送り、74歳で[[無錫]]に帰り、親戚の鄒氏の家で没した。潔癖症で多くの逸事奇行を伝えている<ref>『雲林遺事』</ref>。[[山水画]]は、はじめ精細な着色山水も描いたと伝えるが、のちに「簫散体」といわれる極度に画面の単純化をおしすすめた平遠山水を独自の様式として確立した<ref>『世界美術小辞典』</ref>。作品の真贋問題については、指導的な権威の間でも意見が大きく分かれている。「容膝斎図」だけを真蹟だとする意見さえあるが、ケーヒルは「12、3点から15点、さらに墨竹の小品を含めてさらに2、3点を現存作品の妥当な数と考えている」<ref>ケーヒル 191P 第三章の注釈5。</ref>。 == 著作集 ==

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