「ウィリアム・テル序曲」の版間の差分

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{{Portal クラシック音楽}}
{{試聴|filename=William Tell2.ogg|title=ウィリアム・テル序曲|description=第3部と第4部の演奏(1914年)|format=[[Ogg]]}}
'''ウィリアム・テル序曲'''({{lang-fr-short|Ouverture de Guillaume Tell}}, {{lang-en-short|William Tell Overture}})は、[[1829年]]に[[ジョアキーノ・ロッシーニ]]が作曲した[[オペラ]]『[[ウィリアム・テル (オペラ)|ギヨーム・テル(ウィリアム・テル]]』のための[[序曲]]。日本でも広く知られる[[クラシック音楽]]作品の1つ。
 
== 概要 ==
[[フリードリヒ・フォン・シラー]]が[[1804年]]に書いた戯曲『[[ウィリアム・テル|ヴィルヘルム・テル]]』({{lang-de-short|Wilhelm Tell}})を元に、[[1829年]]にロッシーニがオペラ『ギヨーム・テル』({{lang-fr-short|Guillaume Tell}})を作曲した。その序曲が日本で一般に『ウィリアム・テル序曲』({{lang-en-short|William Tell Overture}}, {{lang-it-short|Guglielmo Tell Introduzione}})と呼ばれている。
 
[[ドミートリイ・ショスタコーヴィチ|ショスタコーヴィチ]]が[[交響曲第15番 (ショスタコーヴィチ)|交響曲第15番]]第1楽章に引用したり、[[ヨハン・シュトラウス1世]]がアレンジして『ヴィルヘルム・テル・ギャロップ』(作品29b)として発表したりと、以後の多くの楽曲にも形を変えて登場している。
 
== 構成 ==
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: [[ホ長調]]。[[トランペット]]、[[ホルン]]、ティンパニによるファンファーレに導かれて[[ギャロップ (ダンス)|ギャロップ]]調の[[行進曲]]が始まる。曲は繰り返しを経て次第に高揚し、盛大なクライマックスで締めくくられる。「'''終曲'''」や「'''スイス独立軍の行進'''」、「'''スイス軍の行進'''」とも呼ばれる。
 
=== ピアノ編曲 ===
* ピアノの魔術師と呼ばれた作曲家[[フランツ・リスト]]は、この曲をピアノ独奏用に編曲している([[ハンフリー・サール|S. 552]])。原曲に忠実な編曲であるため難易度も高く、高度な技術が要求される。リストのピアノ曲全曲を録音したピアニストの[[レスリー・ハワード (ピアニスト)|レスリー・ハワード]]がこの編曲版を録音している。
 
* 「リストの再来」と呼ばれたピアニストの[[ジョルジュ・シフラ]]も、「ウィリアム・テル幻想曲」としてピアノ独奏用に編曲しているが、リスト編曲よりもさらに難易度が高く、素早く大きな跳躍などのパッセージが含まれており、正確に演奏するのも至難の業である。
 
==外部リンク==
*{{IMSLP2|work=Guillaume Tell (Rossini, Gioacchino)|cname=歌劇「ギヨーム・テル(ウィリアム・テル)」序曲}}
 
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