「音部記号」の版間の差分

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リンク先を修正, オクターヴを表す数字は音部記号と密接な関係を取るためそれを追記
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音部記号の名称には、その音部記号自体の名称と音部記号の置かれた場所による名称とがある。
 
音部記号自体の名称には'''[[#ト音記号|ト音記号]]'''(高音部記号)、'''[[#ヘ音記号|ヘ音記号]]'''(低音部記号)、'''[[#ハ音記号|ハ音記号]]'''(中音部記号)がある。
 
音部記号の置かれた場所による名称には次のものがある。
 
次の楽譜で、黒い全音符は[[中央ハ]]音、緑は中央ハ音のすぐ上のト音、赤は中央ハ音のすぐ下のヘ音である。
 
[[File:onbukigo001.png|音部記号の一覧]]
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== ト音記号 ==
[[File:Music-GClef.svg|thumb|100px|ト音記号を用いたトレブル(ヴァイオリン)記号]]
ト音記号は、[[中央ハ]]音のすぐ上の[[ト (音名)|ト]] (G4<refmane="octavecode">楽器製造会社によっては1小さい数字が使われている。</ref>G)]]の音の位置を示す音部記号。中央部の渦のような部分の中心がト音である。[[G]]の文字を図案化したものである。一般的には、高音部を記すために使われるが、低音部でもこの記号を使う場合がある。この場合、トレブル記号の下にオクターヴをあらわす小さく「8」を小さく書き、中央ハのすぐ下のト(G3<refmane="octavecode"/>)(G)の音を示すものとすることが多い。
 
=== 小ヴァイオリン(フレンチヴァイオリン)記号 ===
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== ヘ音記号 ==
[[File:Music-Fclef.svg|100px|thumb|ヘ音記号を用いたバス記号]]
ヘ音記号は、中央ハ音のすぐ下の[[ヘ (音名)|ヘ]] (F3<refmane="octavecode"/>F)]]の音の位置を示す音部記号。2つの点の間がヘ音である。[[F]]の文字を図案化したものである。一般的には、低音部を記すために使われる。
 
=== バリトン記号 ===
<score>{ \clef varbaritone { f1-\markup "バリトン記号" } }</score>
ヘ音記号を五線の第3線に置く。古く[[バリトン]]パートを表すのに使われたが、現代ではその多くは[[アマチュア]]の[[吹奏楽]][[スコア]]のようにバス記号または低音用のトレブル記号に取って代わられていると言われているため、あまり見られない。
 
=== バス記号 ===
<score>{ \clef F { f1-\markup "バス記号" } }</score>
ヘ音記号を五線の第4線に置く。古くから[[バス (声域)|バス]]パートを表すのに使われた。一般にヘ音記号と言えば、この記号を指す。現在においてはヴァイオリン記号の次によく使われる記号で、低音域を記すために使う。また[[ドラムセット]]の記譜にも、そして男声の声楽パートを示すのにも使われる。[[大譜表]]の2段のうちの一方に用いられる記号でもある。
 
=== 低バス記号 ===
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[[File:Music-Cclef.svg|thumb|100px|ハ音記号を用いたアルト記号(五線に収まっている)]]
[[File:Music-Cclef4.png|thumb|100px|ハ音記号を用いたテノール記号(アルト記号と比べて1間(1線)分上にずれている)]]
ハ音記号は、[[中央ハ]](C4<refmane="octavecode"/>)(C)の音の位置を示す音部記号。2つのCを左右逆にしたような部分の間、すなわち記号の真ん中がハ音である。[[C]]の文字を図案化したものである。中音域の音を記すのに適している。古典派以前では、ソプラノ、アルト、テノールなどの[[声域]]のためにはハ音記号を使うのが正規のものとされていたが、近代その慣習の大部分は廃れている。
 
=== ソプラノ記号 ===
68行目:
=== バリトン記号 ===
<score>{ \clef baritone { c'1-\markup "バリトン記号" } }</score>
ハ音記号を五線の第5線に置く。古く[[バリトン]]パートを表すのに使われたが、現代ではその多くはテノール記号と同様、[[アマチュア]]の[[吹奏楽]][[スコア]]のようにバス記号または低音用のトレブル記号に取って代わられていると言われているため、あまり見られない。
 
== 文字コード ==