「ゲーデル解」の版間の差分

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:'''<math>R_{ik} - {g_{ik} R \over 2} + \Lambda g_{ik} = 8 \pi {G \over c^4} T_{ik}</math>'''
 
の解のひとつで[[クルト・ゲーデル]]が発表した。[[宇宙]]が[[時空]]のどこかを中心として自転している場合を扱う。この解においては、中心からはるか離れ、回転速度が相対的に光速を越える場所では[[時間]]の輪が生じるとされ、宇宙の歴史が周期的に繰り返される(過去と未来の区別が局所的にしか成立しない)。ここでは時間旅行が理論的に可能である。<br>
[[アインシュタイン方程式]]は数々の奇妙な解を生ずることで知られるが、ゲーデル解もそうした数学的虚構の一つと捉えるべきだろう。多くの例に漏れず、ゲーデル解の導出過程自体は正しいと考えられていることから、これは[[アインシュタイン方程式]]そのものに内在する困難であろう。