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=== バイオガス ===
{{main|バイオガス}}
メタンは火山活動で生成される以外にも[[メタン産生菌]]の活動などにより放出されるため自然界に広く存在し、特に[[沼]]地などに多く存在する。和名の沼気はこれが[[語源]]。大気中には平均 0.00022% 含有されている。このメタン産生菌を用いて[[生ごみ]]を[[発酵]]させてメタンを得て、[[資源]]として利用することも実用化されつつある。実際に[[バイオガス]]の供給事業も始まっており<ref>{{cite web|url=http://www.kanematsu.co.jp/tabid/176/Default.aspx|title=バイオガス供給事業の開始について|author=兼松株式会社|date=2007-10-12|accessdate=2009年11月23日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090925101742/http://www.kanematsu.co.jp/tabid/176/Default.aspx|archivedate=2009年9月25日|deadlinkdate=2018年3月}}</ref>、国内のバイオガス化市場規模は最大約2,300億円と推計されている。[[シロアリ]]に共生する体内微生物によってもメタンが生成され、その量は、地球上で発生している全メタンの5〜15%と推定される<ref name="zensen">[http://www.jst.go.jp/kisoken/seika/zensen/04kudou/ 腸内微生物との共生関係の不思議]</ref>。
 
== 温室効果ガス ==
メタンは強力な[[温室効果ガス]]でもあり、同量の[[二酸化炭素]]の21〜72倍の温室効果をもたらすとされている<ref>[http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/portal/chishiki_ondanka/p04.html 温室効果ガスの種類,気象庁] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20140327233824/http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/portal/chishiki_ondanka/p04.html |date=2014年3月27日 }}</ref><ref>[http://www.city.yokohama.lg.jp/ondan/plan/jikkou/san1.pdf 温室効果ガス排出量の算定方法について,横浜市] メダンの地球温暖化係数は21</ref>。
 
[[産業革命]]以来、人工的な温暖化ガスの排出量が急激に増加しており、温暖化が加速度的に進行していることが国際的な社会問題となっている。火山ガスであるメタンは、世界最大の火山帯である日本列島および近海から常に大量に放出され続けていることに加え、気温が上昇すれば海底や永久凍土中のメタンハイドレートが放出されることも懸念されるため、日本は積極的にメタンやメタンハイドレートを開発し、燃焼させるべきだとする意見もある。