「リージョンコード」の版間の差分

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[[ロムカセット]]が主流だった時代には、例えば[[任天堂]]の[[スーパーファミコン]]と[[SNES]]、セガ(後の[[セガゲームス]])の[[メガドライブ]]とSEGA GENESISなど、販売地域ごとに形状を変えて本体への挿入を物理的に難しくすることにより、他地域で発売されたソフトのプレイを制限する例もある。これは本体とカートリッジの間にアダプタを介する事で制限の回避が可能だった。[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]と[[Nintendo Entertainment System|NES]]の場合、初期型NESでは[[:en:Regional converter|コンバータ]]を本体とゲームカセットの間に差し込むだけで、NESの蓋が閉まらなくなるもののファミコンのゲームもプレイできた。スーパーファミコンとSNES、メガドライブとSEGA GENESISの場合、相互互換を可能にするコンバータがあった。なお、後期型NES(外見上は初期型と同じ)では対策が打たれ起動しなくなった。また、後発のSNESソフトには、コンバータの機能をブロックするための金具が付けられているものがあった。
 
光ディスクが採用されてからはソフトウェア側でリージョンを設定することが一般的となった。例えば[[メガCD]]・[[セガサターン]]・[[PlayStation (ゲーム機)|プレイステーション]]・[[ドリームキャスト]]・[[PlayStation 2|プレイステーション2]]・[[ニンテンドーゲームキューブ]]・[[Wii]]・[[Xbox]]・[[Xbox 360]]などはソフトウェアとハードウェアの両方にリージョンが設定されている。ソフトのリージョンとゲーム機本体のリージョンが一致しないと起動することができない。なお、本体を改造して強制的にリージョンを突破しようとした場合は、[[メーカーによる[[保証]]は無効となる。
 
一方で、リージョンが設定されていない、あるいは設定自体はあっても制限されないゲームソフトやゲームハードも存在する。[[ゲームボーイ]]・[[ゲームギア]]・[[ゲームボーイアドバンス]]・[[ニンテンドーDS|ニンテンドーDS/DS Lite]]・[[Nintendo Switch]]は、例えばアメリカで発売されているほとんど全てのゲームソフトを、日本仕様機でもプレイできる。[[PlayStation Portable]]・[[PlayStation 3]]・[[PlayStation Vita]]・[[PlayStation 4]]でも、PlayStation Minisが日本仕様機でプレイできないのを除けば同様である。