「国民皆兵」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
出典の要請を明記
m 表記ガイドに従い仮名書きへ
9行目:
歴史的に兵役は男性が務めるもので、一般に国民皆兵は男性のみを対象とする。それに対して女性は徴兵される男性に代わって社会を支える役割を期待される事が多い。例外としてイスラエルは女性にも兵役がある(ただし期間や役種に男女差がある)。この用法は男性のみが兵役に就くことの当然視に基づいているとして、[[男女平等]]の観点から批判が存在する。これに立脚すれば、男女を問わず同等に兵役に就く制度のみが国民皆兵と呼ばれることになる。なお、これを実施している国は現時点では存在しない。イスラエルでは女性にも兵役の義務が存在するが、男性より短期であり、配置や猶予・免除に関する規定が緩い。[[マレーシア]]でも女性に兵役の義務が課せられているが、選抜徴兵制である。
 
現代では徴兵制による国民皆兵よりも、[[軍人]]を[[専門職]]化(所謂いわゆる[[職業軍人]]化)したほうがよいとの意見が強くなっている{{誰|date=2017年10月}}。まず[[兵器]]が[[ハイテク]]化した現代では、兵士の頭数では勝敗が決しないこと、そのため資質や意欲の点で問題が発生しがちな徴兵制の魅力が減退したこと、大国では長期にわたる総力戦や全面戦争が起こりにくくなり、国民全体を対象に大量動員する局面が限られてきていることが論拠である{{要出典|date=2017年10月}}。
 
徴兵制度から[[志願制度]]への移行は、[[世界]]的な潮流となっており、現在でも徴兵制度を維持している国家は少数派である{{要出典|date=2017年10月}}。