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==== ラグラン・シティー事件 ====
または「ラグラン市事件」。西暦2690年5月14日、[[シリウス]]星系第6惑星ロンドリーナの主要都市ラグランシティーにおいて発生した、地球軍による略奪・虐殺事件。別名「染血の夜(ブラッディ・ナイト)」。シリウス戦役緒戦で地球軍に敗北した植民星連合軍の敗残兵が武装したままラグラン・シティーに逃げ込んだとして、その掃討を口実に地球軍が都市に突入したものであった。事実、一部敗残兵は武器を保有したまま都市内に逃げ込んでいたが、実際にはロンドリーナの資源の集積地として栄えた同市に蓄えられた富の強奪が目当てであった。ラグラン市長が病身でありながら攻撃回避に奔走し、地球軍内部の良識派も「作戦案に不備有り」として突入の妨害を行ったため、二度に渡り攻撃は延期された。しかし、敗残兵を引き渡して攻撃回避を図る市民の自警団と敗残兵の戦闘が原因で地球軍は都市に突入を開始する。地球軍司令部が事実上の無差別殺戮を唆す命令を出していたため、シリウス攻略戦以降の不正行為がすべて黙認されていた地球軍兵士は破壊と略奪に没頭した。一次攻撃の10時間で90万人、二次攻撃「ダブル・アップ」で35万人の死者、250万人の重傷者、40万人の虜囚を出すとともに、[[銀河英雄伝説の登場勢力#銀河帝国成立前の歴史上の勢力#シリウス政府|ラグラン・グループ]]を生み出すきっかけとなった。
 
==== 長征1万光年 ====