「生殖細胞」の版間の差分

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== 概要 ==
 
生殖細胞は[[地球]]上にはじめて生まれた[[生物]]から[[連綿]]と受け継がれている。例えば、[[有性生殖]]のための'''[[配偶子]]'''すなわち[[卵子]]、[[卵細胞]]、[[精子]]、[[精細胞]]、[[無性生殖]]のための[[胞子]]、またそれらの元となる細胞が生殖細胞である。これらはまとめて'''[[生殖細胞系列]]'''([[:en:germline|germline]])と呼ばれることもある。この細胞は、胎生期中に[[細胞分裂]]を
 
[[多細胞生物|多細胞体]][[動物]]では生殖細胞以外は[[体細胞]]と呼ばれる。これらの生物において配偶子形成の過程では[[減数分裂]]が起きる。真核生物では[[染色体]]は母系と父系から1セットずつ受け継がれるため、相同な染色体があわさって二倍体となっている。減数分裂では相同染色体が分離され、一倍体とならない場合、受精の度に染色体数が倍になってしまうことになる。減数分裂は[[ウォルター・S・サットン]]によって[[バッタ]]の生殖細胞で確認され、[[染色体説]]提唱の裏付けとなった。
 
体細胞は[[細胞分裂|分裂]]回数が制限されているのに対し、生殖細胞は無限に分裂することができ、不死の細胞と言える。この不死性には[[テロメア]]の長さの維持が関与している。生殖細胞の維持や配偶子の[[発生 (生物学)|発生]]に異常が起こると[[不妊]]になる。