「ブラッドタイプ・ハラスメント」の版間の差分

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高千穂 (会話 | 投稿記録)
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== 問題の背景 ==
日本、韓国、台湾など一部の国では[[血液型性格分類]]が存在するが、血液型と性格の関連性は科学的に証明否定されていると言ってよい<ref>学者による、十分な数の標本集団で、十分管理された統計においては、複数年にわたって特定の血液型と特定の性格に明確な関連性を示すデータは得られていない。血液型性格分類に対するステレオタイプを持つ被験者だけ、またはある年だけ見ると相関性が見られることもまれにあるが、同一調査を長期に渡って行うと逆方向の相関となる可能性もある。もしも長期に渡ってコンスタントに一定方向の相関が見られるならば、明らかに相関があると言えるのだが、そのようなデータは出てきていない。
*山崎賢治&坂元章(1992) 「血液型ステレオタイプによる自己成就現象~全国調査の時系列分析~」『日本社会心理学会第33回大会発表論文集』 - 血液型性格関連説が社会的に広まり始めたころから数年後の1978年を起点に1988年まで、日本人延べ32,347人の自己評価による性格の経年変化を調べ、自己評価の性格がステレオタイプに沿ったものへとより強化される傾向があることを示した。ただし最も大きな偏りを示した項目でも大量のデータでないと有意味とされない程度の微弱なものであった。
*武藤浩二・長島雅浩他(2012)「[https://kaken.nii.ac.jp/pdf/2011/seika/C-19/17301/22650191seika.pdf 教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}」『2011年度科研費研究成果報告書』 - 山崎賢治・坂元章(1992)は1978年から1988年までの11年間に毎年約3,000人(延べ32,347人)を解析したものであるが、このデータを2000年代にまで拡張して解析しても、同様の結果が出ることが判明した(詳細な人数・年数は報告書には未掲載)。