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杉元は第七師団の'''谷垣源次郎'''の追跡を受けるが、アシㇼパの友である白い[[エゾオオカミ]]の'''レタㇻ'''の加勢で振り切り、アシㇼパの[[コタン]](アイヌの村)に逗留する。コタンでアシㇼパの平穏な境遇を知った杉元は、これ以上危険に巻き込めないと思い彼女を残してコタンを去るが、アシㇼパは既に危険を覚悟しており協力し合う約束を破った杉元を追う。一方の杉元は小樽の街で一人聞き込みをしていたところ第七師団の'''鶴見'''らに捕縛され尋問を受ける。絶体絶命の杉元だったが駆けつけたアシㇼパとレタㇻ、白石の協力で辛くも危地から脱出し、改めてアシㇼパと白石と共に金塊獲得を目指すことになる。
 
元マタギの谷垣は第七師団に戻らず、北海道でも知られた熊撃ちで入れ墨の囚人・二瓶鉄造と共に最後のエゾオオカミレタㇻを追っていた。二瓶は入れ墨の囚人の一人でもあり、杉元たちはレタㇻを守るため、そして金塊の手がかりを得るため谷垣たち対決し、二瓶避けられ死亡、谷垣は重傷を負う。無益な死を望まないアシㇼパは谷垣だっ命を救うめ、彼をコタンへ連れて行くコタンでの手当てにより谷垣は回復へ向かうが、その合間にアシㇼパを人質に取るもの、祖母が語った言い伝えから杉元と白石に追たちは、アイヌが奪われる途中で重傷た金塊の源と考え禁忌としていたこと、その間に二瓶レタㇻ囚人たちが聞かされた量の1000倍にも上る対決し死亡す。そうと知った白石は紆余曲折を経て牛山の居場所を突き止めるものの、土方に見つかり、土方と密かに手を結ぶ
 
同じ頃、日本海沿岸でニシン漁に集まった出稼ぎ漁師が相次いで殺されていた。その殺し方は、入れ墨の囚人・辺見和雄の特徴だった。金塊の手がかりを求め海岸へ来た杉元たちは、成り行きから漁師に紛れていた辺見と知り合うが、ニシン漁の親方に資金援助を申し入れに来ていた第七師団と鉢合わせ、逃走の最中に辺見の正体を知り死闘を繰り広げる。そして土方も、白石を尾行して杉元を見つけ、その戦いぶりを見ていた
アシㇼパは谷垣の命を助けるため、彼をコタンへ連れて行く。コタンでの手当てにより谷垣は回復へ向かうが、その合間にアシㇼパの祖母が語った言い伝えから杉元たちは、アイヌが奪われた金塊を災いの源と考え禁忌としていたこと、その量は囚人たちが聞かされた量の1000倍にも上ると知る。そうと知った白石は紆余曲折を経て牛山の居場所を突き止めるものの、土方に見つかり、土方と密かに手を結ぶ。
 
同じ頃、日本海沿岸でニシン漁に集まった出稼ぎ漁師が相次いで殺されていた。その殺し方は、入れ墨の囚人・辺見和雄の特徴だった。金塊の手がかりを求め海岸へ来た杉元たちは、成り行きから漁師に紛れていた辺見と知り合うが、ニシン漁の親方に資金援助を申し入れに来ていた第七師団と鉢合わせ、逃走の最中に辺見の正体を知り死闘を繰り広げる。そして土方も、白石を尾行して杉元を見つけ、その戦いぶりを見ていた。
 
一方、ようやく立ち上がれるまでに回復した谷垣は、コタンを訪れた第七師団の尾形と'''二階堂浩平'''と再会する。尾形たちは鶴見からの造反を目論んでおり、その計画を谷垣が知ったと誤解し口を封じようとしていた。しかし尾形たちの造反計画は以前から鶴見の知るところであり、尾形たちは泳がされていただけであった。鶴見の部下を殺した尾形は逃亡し、その手を逃れた谷垣は恩返しのためコタンへ戻り、金塊への興味を失っていた二階堂は双子の兄弟を殺した杉元への執念から鶴見の下へ戻る。
 
春も間近な日、杉元たちはアシㇼパの父の友人である'''キロランケ'''と出会う。キロランケは、老和人が「小樽の小蝶辺明日子」を探していることをアシㇼパに知らせようとしていたのだ。アシㇼパの和名「小蝶辺明日子」を知っているのは、死んだアシㇼパの両親だけのはずだった。その名を知るのっぺらぼうの正体はアシㇼパの父だとキロランケは言う。その真偽と金塊の在処を確かめるべく、杉元たちはのっぺらぼうが収監されている網走刑務所へ向かうことにし、キロランケも同行することになる。その頃「小樽の小蝶辺明日子」を探していた土方は、のっぺらぼうが金塊を国外へ持ち出そうとしていたことを見抜き、のっぺらぼうの正体がロシアの[[パルチザン]]で、監獄の外にいる彼の仲間もパルチザンと見当を付けていた。
 
杉元たちは旅の準備のため[[札幌]]へ立ち寄るが、宿泊先のホテルは入れ墨の囚人・'''家永カノ'''が経営する殺人ホテルだった。白石と連絡を取るべく札幌を訪れた牛山が、奇しくも同じ日に同じホテルへ宿泊するが、牛山も白石も家永の正体に気づかず、面倒を恐れた家永は邪魔な白石を始末にかかる。顔を合わせた牛山と杉元たちは互いに知らぬまま意気投合するが、拘束された白石が見つかったことでホテルは大混乱となり、杉元たちが準備していた手投げ弾や爆薬に火が付き爆発崩壊する。杉元たちは命からがら脱出し、家永もまた牛山に助け出されていた。
牛山と別行動だった土方と永倉は、[[茨戸]]で賭場の縄張り争いに巻き込まれた末、「アイヌの埋蔵金の在処を示す人皮」を手に入れた尾形と結託する。
 
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江渡貝が6枚目の偽人皮を完成させた頃、囚人の噂を聞いた杉元たちと土方たちが夕張を訪れていた。本物の人皮を狙う敵に気づいた江渡貝は本物と偽物の人皮合わせて7枚を持って逃亡するも死亡、江渡貝の人皮は真贋を判別する方法と共に鶴見の手に渡る。杉元たちと土方たちは江渡貝が偽人皮を作っていたことを突き止めるが、江渡貝の家に残された1枚の真贋を判別する方法が分からない。まとめて第七師団に襲われた杉元たちと土方たちは結託し、[[月形町#樺戸集治監:月形と矯正施設|月形の樺戸監獄]]に収監されている贋作師・熊岸長庵に人皮の真贋を判定させることにする。
 
一行は二手に分かれて樺戸監獄を目指すが、杉元・アシㇼパ・牛山・尾形は偶然にも、樺戸監獄から脱獄し偽札作りをさせられていた熊岸と、脱獄と偽札作りを主導した詐欺師で入れ墨の囚人・鈴川聖弘と出会う。アイヌに化けた樺戸の脱獄囚たちと杉元たちの戦いの最中に熊岸は死亡、捕らえた鈴川を杉元たちは一緒に樺戸へ連れてする
一足早く樺戸に到着した土方・永倉・家永・白石・キロランケだったが、白石は土方との内通を杉元に知られた恐怖心から逃走を図り、通りかかった第七師団に捕縛され、旭川の師団本部へ連行される。土方たちと合流し事情を知った杉元たちは、白石の救出すべく鈴川の詐欺師の腕前を利用する。鈴川の見事な変装と演技は小樽で連絡を受けた鶴見に見破られ、白石の救出には成功するものの、鈴川は死亡。白石杉元と再会した杉元白石は、土方に内通した白石を杉元が信じ許していたことを知り、白石は逃げる必要はない改めて杉元たち安堵同行する。
 
== 登場人物 ==