「自家不和合性」の版間の差分

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ところで、それではこの類には雄株と雌株があるのかと言えば、必ずしもそうではない。というのは、ワタカビ属のあるもので知られているが、相対的雌雄性(relative sexuality)という現象が見られるのである。先にも述べたように、和合する二つの株を合わせた時、片方は雄性、他方は雌性にふるまうのであるが、さまざまな株を集め、多くの組み合わせで交配を試みると、必ず雄性にふるまうもの、必ず雌性にふるまうもののほか、相手次第で雄性になったり雌性にふるまったりする株が見られる。そして、絶対に雄性でしかふるまわないものと、必ず雌性になるものを両端に並べると、それぞれの株をその中間のさまざまな段階に配置することができるという。
 
このほか、[[変形菌]]においては単相アメーバの[[接合 (生物)|接合]]の際に、[[細胞性粘菌]]のタマホコリカビではマクロシストの形成に関して自家不和合性をしめすものが知られている。
 
== 一般化 ==