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==== アクマイザー3 ====
アクマ族の中でも平和を愛し、人間に味方するために一族を裏切った三銃士。
; <span id="ザビタン">ザビタン</span>
: アクマ族の父と人間の母を持つ混血児。地上侵略を始めたアクマ族に反感を抱き、ダウンワールドを脱走して人間の味方となり、イビル、ガブラと共にアクマイザー3を結成。リーダーとなる。
: 一人称は「俺」{{efn|第37話では「私」とも称している。}}。正義感あふれる真面目な性格で、仲間を思う気持ちは誰よりも強い。一方で、相手をからかうために魔法力を使うことも多い。3人の中では最も知恵者で、悪側を欺いて危機を脱したことが何度もある。
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:: 南雲がザビタンだと知っているのはイビル・ガブラ・ダルニアのみで、敵の前で正体を現すことがあったにもかかわらず、島一平ら人間の仲間には秘密のままだった。
:
; <span id="イビル">イビル</span>
: 「正義の貴公子」を名乗るアクマイザー3の1人。当初はザビタンを処刑するため、ガブラと共に派遣された精鋭討伐隊だったが、その心意気に惚れ込みアクマ族を裏切る{{efn|アクマ族ではエリートであり、ザビタンを倒して戻れば警備大隊長の地位が待っていた。}}。
: 口調は古風で、一人称は「拙者」だが、まれに「俺」ということもある。戦闘に勝利した時の決め台詞「どんなもんじゃい!」が印象的。古風でクールかつ戦いを楽しむ好戦的な性格の持ち主。アクマ族に協力した子供に対して冷酷な処罰も辞さなかったが(第8話)、普段は子供に優しい。
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: 企画書では、「斗いを調子よくスポーツ感覚で楽しんでいるゆえ、アクマの紋章の影響を受けない」とされている<ref name="大全集">『テレビマガジンヒーロー大全集』([[講談社]]・1987年) p.196</ref>。
:
; <span id="ガブラ">ガブラ</span>
: アクマイザー3の1人で、自称「良い子の味方ガブラちゃん」。イビルと同じくザビタン精鋭討伐隊の一人だったが、ザビタンに助けられたことがきっかけとなりアクマ族を裏切った。
: [[関西弁]]風の口調で、一人称は「ワイ」。やや知性に欠けており、性格はお人好し。ゆえに敵の策略にはまりやすく、頭が悪いことを口癖のように言うが、学歴は高くアクマ国立大学を出ているらしい(第30話)。
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: 他の2人とは異なり表情の変化は見られない。
: 企画書では、「鈍感で善の意識がはっきりしないため、アクマの紋章の影響を受けない」とされている<ref name="大全集"/>。
:; <span id="ガブラッチョ">ガブラッチョ</span>
:: 第25話から登場。魔法力「変わるんだら〜ガブラッチョ」によって変身する[[ダチョウ]]。自称も「子供の神様」になっている。
:: 足が速くなり、ダチョウでありながら空も飛べる{{efn|アクマイザー3は全員、足裏にジェット噴射が付いておりガブラ時でも飛べるはずなのだが、第28話では飛行能力を失っていた。}}。嘴による攻撃や様々な魔法力を使えるようになり、場合によってはギャリバードより役立った。
 
==== 悪のアクマ族 ====
; <span id="メザロード">メザロード</span>
: アクマ族の警備連隊長{{efn|S.I.C. HERO SAGAにおいては「地球討伐隊アクマ族連隊長」。}}で、アクマイザー3の仇敵とも言うべき存在。本来はイビルの上官になるはずだった人物。登場回数も多く隊長怪人の作戦に直接指示を与えることも多い。
: 冷酷かつ残虐の限りを尽くす卑劣漢で、ザビタンの両親や親友サイレーンの命を奪った張本人。この他にもイビルは恋人ダイアナを殺され、ダルニアは姉マジョルカを死に追いやられた{{efn|ザビタンは第37話の決着時にこれらのアクマの名を挙げて怒りをぶつけている。}}。
98行目:
: アクマイザー3の友人やかつての恋人が送り込まれることもあり、アクマイザー3を精神的に苦しめる。しかし不毛な戦いばかりではなく、後に「平和党四人衆」となったノッペラー・ノッペラーJr.・ナメナメーダもこの戦いで改心した。
:
; <span id="ゲベル">ゲベル</span>
: 第37話・第38話に登場。アクマ族総師団長で、大魔王ガルバーの右腕的存在。
: 大魔王ガルバーから与えられた「不滅の盾」でアクマイザー3に挑み、これを駆使した「地獄パンチ」が得意技。腰にジャンケルも装備しているが本編では未使用。
: 大魔王ガルバーは、本作にはゲベルやメザロードとの会話の声のみでしか登場しないため、ゲベルが本作におけるアクマイザー3の最大最強の敵となっている。
:
; <span id="大魔王ガルバー">大魔王ガルバー</span>
: 第37、38話に声のみ登場。ゲベルとメザロードの陰にいた謎の支配者。
: 自身の右腕であるゲベルに不滅の盾を与え、その盾に秘められた呪いによってアクマイザー3の魂をカプセルに閉じ込めた。
115行目:
; アクマ族戦車
: アクマ族の怪兵器。劇中では単に戦車と呼ばれている。
; <span id="不滅の盾">不滅の盾</span>
: アクマ族に伝わる最強の武器で、大魔王ガルバー曰く「王者の盾」。単に攻撃から身を防ぐだけでなく、様々な悪魔力を発揮する。
: 不滅の盾には大魔王ガルバーの呪いが掛けられており、盾を破った者はその魂をカプセルに封じられ永遠に葬られる。
 
==== アクマイザー3の味方および中立的なアクマ族 ====
; <span id="ダルニア">ダルニア</span>
: 第2話から登場。ピンクの花吹雪とともに現れる、戦いを見ることを好むアクマ族の女性。
: 卑怯な行為を嫌い、度々アクマイザー3の危機を救う。ザビタンに恋心を抱いているが、嫉妬深い一面もみられる。
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: 最終回ではザビタンたちを救うためにゲベルに[[一騎討ち]]を挑んだ。
:
; <span id="サイレーン">サイレーン</span>
: 音の特性を持つアクマ族で、ダウンワールド時代からのザビタンの親友。
: 専用のジャンケルと角型の専用銃が武器で、銃にはサイレンの音色に聞いた者を消し去る効果を与える装置を起動させるプロペラが仕込まれており、それを使用した「サイレーン作戦」を指揮する。
: ザビタンに地上人(人間)の素晴らしさを説き、アクマ族の地上侵攻を非難していたが、メザロードにより隊長に任命されアクマイザー3と闘うことになる。最終的にザビタンに味方したために裏切り行為と見なされメザロードに処刑される。サイレーンの墓前にザビタンは形見のジャンケルを供えた。
:
; <span id="マジョルカ">マジョルカ</span>
: 第9話・第10話に登場したダルニアの姉。
: 専用のジャンケルと胸部の機関砲が武器で、人間に化けることができる。得意技は己自身を爆弾にして相手に突進する'''マジョルカスーパーミサイル'''。
: '''バケネーゴン'''を配下に、赤い雨として特殊な液体・A液を降らせ、その後にダムの水にA液と化合して燃焼するB液を流し込む「大東京焦土計画」を指揮する。ダルニアと同じく'''双生児アクマ回路'''が組み込まれており、ダルニアと善悪の思考に相違ができると自身が消滅する仕掛けになっていた。最期はザビタンへの恋心と彼に協力したい気持ちが表に出せないことに苦しむダルニアのため、わざとマジョルカスーパーミサイルを敢行し、ザビタンショックを受ける。その後、ダルニアにアクマイザーたちと共に行くように遺言し、ザビタンには「ダルニアをよろしく」と告げて妹を託す。そして自らは双生児アクマ回路とザビタンショックのダメージが重なったことで自爆して果てた。
:
; <span id="ダイヤンガー">ダイヤンガー</span>
: ダイヤと[[昆虫]]の特性を持つアクマ族で、本名は'''ダイアナ'''。ダウンワールドではイビルとは婚約していた恋人同士で、ガブラとも面識がある。
: 専用のジャンケルが武器で、得意技は羽根を取り外して爆弾として投げつける「ダイヤンガーウイング」。イビルによれば本来は美しい自然を愛し争いを好まない性格で(劇中では『天使みたいな人』と称された)、イビルとの再会を決意した際にはそのことを恥ずかしげに期待する乙女のような一面を持つが、メザロードの策略で隊長としてアクマイザー3と対峙することになる。必死のザビタンとガブラの説得によりイビルと再会することを決心した。しかし束の間の再会後にメザロードに殺される。
:
; <span id="ユキオンナ">ユキオンナ</span>
: ダウンワールドではガブラの幼馴染で愛称は「ユキちゃん」。過去にガブラを騙したり小遣いをせびり取っていた。[[雪女]]の特性を持つアクマ族で、体温はマイナス100°c。[[雪だるま]]に変化して頭部と胴体を分離し、転がって移動したり、敵に体当たりする。腰に付いた銃で相手を凍らせ、雪だるまに閉じ込める。氷工場を乗っ取り、東京中のガス管に冷気を送り込んで東京を凍てつかせる「東京冷凍作戦」を指揮する。アクマイザー3の旧友たちの中でユキオンナだけは最後まで隊長としての任務を貫き、ガブラの説得に応じることはなかった。ユキオンナの死後にガブラは嗚咽しながら号泣した。
:
; <span id="オオカミーダ">オオカミーダ</span>
: [[狼男]]と月の特性を持つアクマ族で、顔は[[三日月]]型。
: イビルの師匠で隊長としてアクマイザー3と対峙する立場となってイビルと再会した。イビルの性格を熟知しているためにそこを突いて罠にかけ、魔法力を封じ込めるアクマ像でザビタンを窮地に追い込んだ。卑劣な罠を仕組んだ師に失望し、最終的にはイビルは師弟関係よりザビタンたちとの友情をとり、泣く泣く打倒した。
:
; <span id="キリンダー">キリンダー</span>
: [[麒麟]]の特性を持つアクマ族。元々は「幻の大剣士」の異名を取る腕利きのアクマ族であったが、争いを嫌い地上で屋台のタコ焼き屋を営み孫娘のキリ子とひっそりと暮らしていた。人間に化けることも可能で普段は「{{読み仮名|阿久リン平|あく リンぺい}}」という老人の姿をしている。
: 飄々とした態度でメザロードからの要請も受け流していたが、孫の命を盾に取られアクマイザー3と対峙させられることになる。戦闘能力は非常に高く人間態のままでもアグマーの群れを圧倒したほか、アクマイザー3との対戦ではジャンケル二刀流で3人と互角以上に戦っただけでなく、魔法陣アタックの直撃にも耐えるほどの防御力も見せる。最終的にはキリ子をアクマイザー3に救出され和解し、4人でメザロードたちを撃退。孫とともに平穏な暮らしに戻っていった。
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: 「強き者が生き、弱い者は死ぬ」という[[弱肉強食]]の考えのもと、古来より地上の人間をさらっては、強い者は[[奴隷]]に、弱い者は赤い血のワインの材料としてきた。やがて、ダウンワールドが住み難くなったため、地上への侵略を開始する。
: 機械的サイボーグが薬草を塗りつけることで傷が治ったり、人力で動かすコンピューターが登場するなど、科学と魔法が混合したような文化を持つ。
; <span id="ダウンワールド">ダウンワールド</span>
: アクマ族が暮らす地底の国。地上と繋がる穴が[[北極]]に存在する。
; <span id="ジャンケル">ジャンケル</span>
: アクマイザー3を含むアクマ族の戦士が所有する細身の[[サーベル]]。アクマイザー3所有の物にはそれぞれに名前があり、デザインも異なる。
; <span id="双生児アクマ回路">{{読み仮名|双生児アクマ回路|ふたごアクマかいろ}}</span>
: メザロードが発明した、[[#ダルニア|ダルニア]]と[[#マジョルカ|マジョルカ]]の頭脳に組み込まれたアクマ回路。どちらかがアクマ族を裏切ると、もう一方の体が爆発する仕掛けになっている。