「スーパーカセットビジョン」の版間の差分

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本機をマイナー機に分類する典拠を補足など。
スプライトに関する説明の誤りを修正しました
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例えば16x16ドットのスプライト表示能力を比べた場合、ファミコンでは3色のキャラクターを16個<!--(8x8ドットであれば64個)-->まで表示できるが、本機では4色のキャラクターでも32個まで扱える<ref group="注" name="basic">これらは『BASIC入門』の基本仕様としてサンプルプログラムのキャラクター一覧表示 (LOAD 6) で確認できる。</ref>。また、ファミコンでは3色のキャラクターを横一列に4個まで表示できるが、本機では少なくとも4色のキャラクターで同じことができる<ref group="注" name="basic" />。しかもキャラクターあたりの色数を減らせばそれだけ横並びできる数も増えるため、単色スプライトであれば画面の横一列をスプライトで埋め尽くすことも可能なほどである。
 
ただしファミコンでは標準で3色のスプライトが扱えるうえ、最大13色表示可能なBG(背景にも別途スプライト機能)画面があるため、背景を含め多色を前提とするスプライト数表示能力ではファミコンに分がある。また、本機では16×16ドットのスプライトが基本単位であり、8×8ドットに分割しても扱えるスプライト数が増えるわけではない。
 
本機ではグラフィックの多くがスプライトで表現されている一方で背景専用の描画機能は乏しい。本機は一応ドット描画機能を備えてはいるが、VRAMが少ないことには変わりなく、モノクロ2値の単色描画モード時でさえ4ドット単位のモザイク表示すなわち前機種のカセットビジョン並みの低解像度になる<!--(例:『スーパーベースボール』のタイトル画面)-->。カラー16色の背景描画ではさらにドットが粗くなり、例えば空と地面を塗り分けるように、8ドット単位で画面の領域ごとに別々の背景色を設定することができる程度である。これは[[画面解像度]]にしてわずか26×29ドット程度のモザイク表示に相当する<!--(例:『BASIC入門』のキャラクターデザイン画面)-->。これらはテキストVRAMを流用した機能であるため、背景のドット描画を指定した領域にはテキスト文字を直接的な手段では表示させることができない。そのためSCVではテキストのフォントをスプライトに変換して表示する機能も備えている。