「カカオ (企業)」の版間の差分

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* カカオアルバム(Kakao Album)
 
== ==
[[2014年]][[5月26日]]、[[大韓民国|韓国]]国内2位の[[ポータルサイト]]を運営するダウム・コミュニケーションズと、[[カカオトーク]]を運営するカカオの統合が発表された<ref>[https://jp.reuters.com/article/daum-kakao-idJPL3N0OC0AZ20140526 韓国メッセージアプリのカカオ、ダウムと10月に合併へ]([[ロイター]]記事より)</ref><ref name="nikkei">[https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2600A_W4A520C1000000/ 韓国SNSのカカオ、検索大手ダウムと経営統合]([[日本経済新聞]]記事より)</ref>。
 
同年[[10月1日]]、[[株式交換]]による2社の合併が行われ、統合会社の商号は'''ダウムカカオ'''となった<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO79418610X01C14A1000000/ ヤフーとカカオ、合弁を解消 今後の展開は「検討中」]([[日本経済新聞]]記事より)</ref>。合併後の存続会社はダウムで、統合会社の本社もダウムの旧本社があった済州島に置かれたが、株式の交換比率の関係から、カカオ創業者のキム・ボムスが[[株主#金融上の株主の分類|筆頭株主]]となった<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXBZO72528170Q4A610C1000000/ カカオ“食った”韓国ダウム ネイバー包囲網の勝算]([[日本経済新聞]]記事より)</ref>。
 
合併について、カカオの李碩祐(イ・ソクウ)共同代表は「両社の競争力を統合すれば、変化するグローバル市場に対応するための強力な推進力を確保できる」と述べた<ref name="nikkei" />。
 
''以下、合併以前の2社の沿革について記述する''
 
* '''ダウム・コミュニケーションズ'''
== 合併以前の沿革 ==
* ダウム・コミュニケーションズ
:[[1995年]][[2月12日]]に[[ハンゲーム]]の運営会社として設立し、[[1997年]]5月、韓国における[[フリーメールサービス]]の先駆けとして、[[ハンメール]]の運営を開始した。
:その後も順調に成長を続け、[[1999年]]5月に[[インターネットコミュニティ|オンラインコミュニティ]]「ダウムカフェ([[朝鮮語|韓]]: 다음카페)」のサービスを開始し、同年7月に大手[[ポータルサイト]]の[[ダウム]]を設立した。
:[[2004年]][[8月3日]]、[[スペイン]]の企業{{仮リンク|テラ・ネットワークス|en|Terra (company)}}から、傘下のポータルサイト[[ライコス]]を1億5000万ドルで買収<ref>[https://wired.jp/2004/08/03/『ライコス』を韓国のポータル最大手が買収/ 『ライコス』を韓国のポータル最大手が買収|WIRED.jp]</ref>。同月、[[日本]]法人株式会社ダウムジャパン(現: [[ライコス#株式会社LYCOM|株式会社LYCOM]])を設立した。
:創業前に開発されたハンゲームは、カカオとの合併合意以前に[[韓国]]企業[[ネイバー (企業)|ネイバー]]に売却された<ref>[http://japan.hani.co.kr/arti/economy/17461.html ダウムとカカオの合併 IT大手「ダウム」、「カカオ」、「ネイバー」経営者たちの知られざる因縁]([[ハンギョレ]]記事より)</ref>。
 
* '''カカオ'''
 
== 企業買収 ==
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* Path Mobile Inc Pte. Ltd.
:[[2015年]]8月に設立した[[アメリカ合衆国|米国]]法人。[[インドネシア]]では3大SNSのひとつとして数えられている<ref>[https://news.infoseek.co.jp/article/dreamnews_0000099724/ インド ネシア人のSNS・メッセンジャーアプリの利用実態調査 利用しているSNS1位は「Facebook」(36%)、2位は「Path」(32%)]</ref>、{{仮リンク|Path (SNS)|label=Path|en|Path (social network)}}を運営している。本社は、[[カリフォルニア州]][[サンフランシスコ]]に所在する。
 
== 競合 ==
 
== 個人情報漏洩問題 ==
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== 先端技術産業 ==
[[2017年]]の第3[[四半期]]に、カカオは[[自然言語処理]]能力を用いた秘書機能[[アプリケーションソフトウェア]]の開発の開始を発表し<ref name="nikkeinikkei3">[https://www.nikkei.com/article/DGXLASDX12H1W_S7A610C1FFE000/ カカオ、AI音声アシスタントサービス開始へ]([[日本経済新聞]]記事より)</ref>、同年[[9月18日]]に[[人工知能]](Al)[[プラットフォーム (コンピューティング)|プラットフォーム]]「'''Kakao I'''」を搭載した[[スマートスピーカー]]、「'''Kakao mini'''(カカオミニ)」の予約販売を開始した<ref name="rs">[https://robotstart.info/2018/01/10/kakao-mini-start-ordering.html 韓国カカオのスマートスピーカー「Kakao Mini(カカオミニ)」とは? | ロボスタ]</ref>。
 
ウェイクワードは「hey,Kakao」で、同社が提供する[[MelOn]]からの音楽ストリーミングをサポートしている。また、カカオトークのメッセージの送信や受信メッセージを確認することができ、タクシーの呼び出し、スマートホームデバイスの対応も予定されている<ref name="rs" />。
 
韓国企業の[[サムスン電子]]や米国企業の[[アップル (企業)|アップル]]が同様のサービスを始めており、この分野における競争が激化している<ref name="nikkeinikkei3" />。
 
== ICO分野への参入 ==
[[2018年]][[3月8日]]、[[ブロックチェーン|ブロックチェーン技術]]に重点をおいた子会社「'''カカオブロックチェーン'''(仮称)」を設立し、[[イニシャル・コイン・オファリング|ICO]]の分野へ参入することを発表した<ref name="bts">[https://bittimes.net/news/6780.html カカオトークを運営するカカオ社が仮想通貨市場に参入]</ref>。
 
韓国では、[[2017年]][[9月29日]]より新規仮想通貨公開が全面禁止されている<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL29HF5_Z20C17A9000000/ 韓国もICOを全面禁止、現地報道 ビットコインは一時3%安]([[日本経済新聞]]記事より)</ref>ので、韓国国外でICOを進めた後、韓国の主要取引サイトで売買できるようにするとみられている<ref name="bts" /><ref>[https://japan.cnet.com/article/35115723/ 韓国カカオ、ブロックチェーン子会社を設立へ--国外でICOを計画か]([[CNET]]記事より)</ref>。