「計器着陸装置」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Fzr41 (会話 | 投稿記録)
29行目:
MKRまたはT-DMEで滑走路までの距離がわかる。MKRは上空に指向性がある75MHzの信号で、航空機が通過したとき滑走路までの距離を表示と音によってパイロットに知らせる。インナーマーカー (IM) ・ミドルマーカー (MM) ・アウターマーカー (OM) の3種類がある。一般的には滑走路末端までそれぞれ 0.1[[海里|nm]](海里)・0.5 - 0.8nm・3.6 - 6nmであり、理想的なグライドスロープに航空機がのっていれば、それぞれ接地寸前・200ft・1400ft付近を通過したことが分かるようになっている。インナーマーカー・ミドルマーカー・アウターマーカーはそれぞれ、3kHz・1.3kHz・400Hzで変調された信号である。T-DMEは[[距離測定装置|DME]]と同じ原理であり、接地点まで連続的に距離測定が可能である。MKRまたはT-DMEが利用できないときは、それに代わるレーダーフィックスが必要であり、日本では認められていないが日本国外ではコンパスロケーター(最終進入路の開始地点にある[[無指向性無線標識|NDB]]局)等の航法施設によるフィックスで代替が可能となる場合もある。
 
飛行中はCDIを使用しないため、[[グラスコックピット]]を採用した旅客機などでは着陸モード時のみ表示している。
 
<gallery>