「成田ミイラ化遺体事件」の版間の差分

[[自己啓発セミナー]]団体である[[ライフスペース]]の主宰者は、頭部を手で軽く叩く「シャクティパット」と呼ぶ方法で病気を癒すことができると喧伝していた。これを信じた星野敦男が、透析治療中高齢の星野智夫家族を自宅病院から連れ出し、成田市のホテルで主宰者によるこの治療法を試みた。星野智夫この家族はそのまま死亡したが、主宰者はこの家族はまだ生きていると主張し、星野敦男をはじめとした周囲もこれを信じた。

翌[[2000年]]に主宰者と星野敦男を含む11名が保護責任者遺棄致死で逮捕され、主宰者が殺人で、星野敦男が保護責任者遺棄致死で[[起訴]]された（残りの9名は[[起訴猶予]]）。

裁判でライフスペース側は無罪を主張して争ったが、星野敦男は[[2001年]][[9月28日]]に懲役2年6月・執行猶予3年の判決で確定。主宰者は、裁判でも「定説」を訴えて争ったが、1審で懲役15年、2審では不作為犯と認定され懲役7年の判決を受けた。主宰者は上告したが、[[最高裁判所 (日本)|最高裁判所]]は[[2005年]][[7月4日]]に上告を棄却し、懲役7年の判決が確定した。