「トロール船」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m 誤動作対応 / {{main}}
m 括弧付き記事へのリンク
19行目:
オッター・トロールによる漁獲量は帆船時代に比べ6倍となり、1890年代には早くも漁業資源の減少が懸念され始めていた。また、漁獲量の急激な増大は魚の値下がりを招き、漁民や市場は大漁貧乏という混乱に陥った<ref>マーク・カーランスキー『鱈:世界を変えた魚の歴史』[[池央耿]] 訳、[[飛鳥新社]]、1999年、ISBN 978-4-87031-360-6、pp.132-135</ref>。
 
19世紀にブリクサムで発明されたトロール船は世界中で模倣され、各地の漁船団に影響を与えた。ブリクサムの特徴的なトロール船は「Torbay Lass」(訳注:[[トーベイ]]([[:en:Torbay|en]])の娘っ子」というほどの意か)としてよく知られ、その姿に触発された「レッドセイル・イン・サンセット」([[:en:Red Sails in the Sunset (song)|en]])という曲もある。ブリクサムは「深海漁師の母」としても知られ、そのトロール船は沿岸中で操業して[[ハル (イギリス)|ハル]]、[[グリムズビー]]、[[ローストフ]]の水産業の発展に寄与した。1890年代の同地にはおよそ300隻のトロール船があって、それらの大部分は船主が船長を兼ねていた。
 
イングランドにおける最大のトロール漁港は、北東部にある前述の[[ヨークシャー州]]のハル(キングストン・アポン・ハルとも)である。1970年代からは[[スコットランド]]北東の[[ピーターヘッド]]がヨーロッパ最大のトロール漁港となっていた。1980年代の最盛期には、500隻のトロール船がピーターヘッドを母港とし、それぞれが一週間の漁労を行っていた。しかし、ここ数十年は乱獲を防ぐために漁船数と水揚げ量に制限が加えられたため、ピーターヘッドはかなり衰退してしまった。
49行目:
* [http://www.nn.iij4u.or.jp/~ookatou/n100/n111.htm 底びき網]
 
{{デフォルトソート:とろるせん}}
 
[[Category:漁船]]