「梁塵秘抄」の版間の差分

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545首残る。写本は1冊のみ現存する。
 
==== 巻第三 から 巻第十 ====
==== 第[[神楽]]・[[催馬楽]]集くば召して聞、巻十一は、『[[郢曲抄]]』とも[[閑吟集]][[狂言]]歌[[武石彰夫]]〈[[新日本古典文学大系|新日本古典文学系]]5[[岩波書店]] 榎克朗校注、〈[[新潮日本古典集成]]〉[[新潮社]] ====
欠巻
 
=== 口伝集 ===
==== 口伝集 巻第一 ====
文庫版にして2ページほどしか残っていない。[[神楽]]・[[催馬楽]]・風俗・今様の起源について語る。
 
==== 口伝集 巻第二 から 巻第九 ====
欠巻。娑羅林・只の今様・片下・早歌・初積・大曲・足柄・長歌・田歌などについて書かれていたらしい。
 
==== 口伝集 巻第十 ====
撰者、後白河法皇の今様への関わり。10代の頃から今様を好み、昼夜問わず歌いまくり、歌の上手がいると聞けば召して聞き、歌いすぎで3度も喉をつぶしたという。
 
==== 口伝集 巻第十一 から 巻第十四 ====
前述の通り、もとは別の書であったと考えられている。歌い方の心得や、音律や拍子などが記されているようであるが、内容は難解。巻十一は、『[[郢曲抄]]』とも称される。
 
== 校注文献 ==
*『梁塵秘抄・[[閑吟集]]・[[狂言]]歌謡』 小林芳規・[[武石彰夫]]校注
*:〈[[新日本古典文学大系]]56〉[[岩波書店]]、1993年
*『梁塵秘抄』 榎克朗校注、〈[[新潮日本古典集成]]〉[[新潮社]]、1979年
*『新訂 梁塵秘抄』 [[佐佐木信綱]]校訂 [[岩波文庫]]、ワイド版2015年
*『梁塵秘抄』 [[植木朝子]]編訳、ちくま学芸文庫、2014年