「ワールド・ベースボール・クラシック」の版間の差分

[[1990年代]]後半頃からメジャーリーグベースボール（MLB）では、[[東アジア]]や[[北アメリカ|北]][[中央アメリカ|中米]][[カリブ海]]諸国の選手を中心にMLBの[[国際化]]が進み、彼らの様な[[アメリカ合衆国]]以外の[[国籍]]を持つMLB選手による活躍が著しくなったとい言う。また、[[2000年代]]初頭から[[メキシコ]]や[[日本]]など等のアメリカ合衆国内以外でMLB[[開幕戦]]を開催するなど等して、本格的なMLBの世界進出（[[グローバリゼーション|グローバル化]][[経営戦略|戦略]]）によるMLB拡大と野球[[市場|マーケット]]の拡大、それに伴う[[収益]]の拡大を目指していたMLB機構の[[バド・セリグ]][[MLBコミッショナー|コミッショナー]]は「野球の世界一決定戦」の開催を提唱。関係各所で[[国際野球連盟]]（IBAF）主催の大会に出場していないメジャーリーグ選手を中心とした各国の[[プロフェッショナル|プロ]]・[[アマチュア|アマ]]野球リーグ選手による国別世界一を決める国際大会の開催へ向けて協議がなされて来た。

[[2005年]]5月にMLB機構が翌年3月に野球の世界大会を開催すること事を発表<ref>Alan Schwarz、[http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=2057633 World Cup announcement made]、ESPN（英語）、2005/05/10</ref>。[[7月12日]]に[[2005年のMLBオールスターゲーム|MLBオールスターゲーム]]開催地の[[デトロイト]]で、参加が確定していなかった[[日本]]と[[キューバ]]を除く14ヶ国の代表が出席して開催発表記者会見が行われ、大会の正式名称“World Baseball Classic”が発表された<ref name="conf">[http://www.asapsports.mobi/interview/27438.html MLB ALL-STAR GAME]、ASAP Sports（英語）、2005/07/12</ref>。記者会見にはセリグ・コミッショナーの他、各国の選手代表として[[ドントレル・ウィリス]]（[[アメリカ合衆国]]）、[[カルロス・ベルトラン]]（[[プエルトリコ]]）、[[カルロス・リー]]（[[パナマ]]）、[[アンドリュー・ジョーンズ]]（[[オランダ]]）、[[崔熙涉]]（[[大韓民国|韓国]]）、[[ミゲル・テハダ]]（[[ドミニカ共和国]]）、[[ジェイソン・ベイ]]（[[カナダ]]）、[[ジャスティン・ヒューバー]]（[[オーストラリア]]）が出席した<ref>[http://www.daikynguyen.com/eet/print_archive/canada/toronto/2005/07-Jul/14/B_3.pdf Sixteen Nations Participate In Inaugural World Baseball Classic]、The Epoch Times（英語）、2005/07/14</ref>。WBC開催を記念して、同年のオールスターゲームでは前日に行われる恒例のホームランダービーが異例の国別対抗形式となった。