「群書治要」の版間の差分

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中国では、早くに散逸してしまったが、[[日本]]で[[金沢文庫]]に伝存していた(巻4、13、20を欠く)。現在、その本は、[[宮内庁]][[書陵部]]に所蔵されている。[[元和 (日本)|元和]]2年([[1616年]])に、[[古活字本]]([[駿河版]])を用いて[[徳川家康]]が板行した。また、[[天明]]中([[1781年]] - [[1789年]])の[[尾張藩]]、[[弘化]]中([[1844年]] - [[1848年]])の[[紀州藩]]が、それぞれ駿河版に活字を補して板行している。
 
中国では、[[清]]代に日本で印刷された本が伝わり、[[阮元]]が入手して[[嘉慶帝]]に進上している。現存しない書籍を多数収録していることを阮元は高く評価し、明らかに唐初の書物であると判断している<ref>{{cite book|和書|author=[[阮元]]|chapter=群書治要五十巻提要|title=四庫未収書提要|series=揅經室外集巻三|chapterurl=https://ctext.org/library.pl?file=79232&page=92}}</ref>。[[中華民国]]時代には天明刊本の影印が『[[四部叢刊]]』に収録された。また、1990年代に日本の[[皇室]]関係者経由で写本を手に入れた[[習仲勲]]が研究を命じて『群書治要考訳』が刊行されている<ref>{{Cite web|url=http://ji-sedai.jp/series/research/024.html|title=中国の支配者・習近平が引用する奇妙な古典 |date=2015-04-23|accessdate=2018-03-10|publisher=ジセダイ}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://agora-web.jp/archives/2029302.html|title=習近平の父が守った伝統文化の価値 |date=2017-11-04|accessdate=2018-03-10|publisher=[[アゴラ]]}}</ref>。
 
== 刊本 ==