「おんな城主 直虎」の版間の差分

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受賞関連加筆
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=== 総集編ほか ===
; 総集編
: 2017年12月30日放送(NHK総合)。総集編サブタイトルも本編と同じくパロディタイトルで、前年に話題となった『[[逃げるは恥だが役に立つ]]』などが元ネタとして採用された。総集編放送終了後には、Twitterトレンド世界ランキング1位を獲得したのも話題となっている<ref>{{Cite news |title=『おんな城主 直虎』総集編  ツイッター世界トレンド1位に |newspaper=[[女性自身]] |date=2017-12-30 |url=http://news.livedoor.com/article/detail/14099833/ |accessdate=2017-12-30}}</ref>。
:* 第1章 - 「これが次郎の生きる道」(13:05 - 14:00)
:* 第2章 - 「直虎の覚醒」(14:00 - 15:00)
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* 第95回[[ザテレビジョンドラマアカデミー賞]] 助演男優賞([[高橋一生]])
* 2018年[[エランドール賞]]新人賞(高橋一生・[[ムロツヨシ]]、いずれも他の作品での活動とあわせて)<ref>{{Cite web|url= http://www.producer.or.jp/elandor/view/330 |title= エランドール賞歴代受賞者一覧|publisher= 一般社団法人[[日本映画テレビプロデューサー協会]] |accessdate= 2018-02-19 }}</ref>
* [[コンフィデンスアワード・ドラマ賞]] 年間大賞2017 助演男優賞(高橋一生、『[[カルテット (2017年のテレビドラマ)|カルテット]]』と合わせて)<ref name="confidence">{{Cite news|url= https://www.oricon.co.jp/news/2106368/full/ |title= 【2017年間ドラマ賞】「助演男優賞」は高橋一生、17年ドラマは「僕にとって欠けてはならない血肉の1つひとつ」 |newspaper= ORICON NEWS |publisher= oricon ME |date= 2018-02-26 |accessdate= 2018-02-26 }}</ref>
* 第55回[[ギャラクシー賞]] テレビ部門個人賞(高橋一生、『[[民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜]]』『[[わろてんか]]』での演技とあわせて)<ref name="garac">[http://www.houkon.jp/galaxy/55nyushou.html 第55回ギャラクシー賞入賞作品一覧]、[[放送批評懇談会]]、2018年4月27日閲覧。</ref>
 
== 作品の評価 ==
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[[木村隆志]]は、大筋の人間ドラマから細部のディテールまで、一切抜かりがなく柴咲コウはもちろん、高橋一生、柳楽優弥、菅田将暉ら多くの俳優に力強さを植えつけた脚本を高く評価し、成功の立役者は森下佳子であると述べた。無名の人物でこれほどものを作り上げた功績は大きく、手詰まり感のあった大河ドラマに風穴を開けた作品であると評した<ref>木村隆志、[https://news.mynavi.jp/article/20171229-drama/2/ ドラマ解説者が選ぶ17年連ドラTOP10 朝ドラ大河の革新、コンプラへの挑戦](2017年12月29日)、マイナビニュース、2018年2月19日閲覧。</ref>。
 
[[成馬零一]]は、『おんな城主 直虎』はここ数年の大河では鬼門となっている [[女性]][[主人公]]の大河ドラマだったため、途中からグダグダの展開になるのではないかと心配だったが、ストーリーテリングに定評のある森下だけに、ハードな歴史ドラマに仕上げてたと述べた。脇役陣も充実しており、登場人物を容赦なく追い詰めていく血なまぐさい物語と甘い[[イケメン]]ドラマを両立させるバランスの良さは見ていて心地良く、何かと批判されがちな女主人公のイケメン大河ドラマだが、脚本がしっかりしていれば、ドラマとして面白いものになることを証明した、と評した。 描きたい物語が明確だったため、主人公の生涯や歴史上の事件の取捨選択が秀逸で物語に迷いがなかった、と脚本のペース配分を高く評価した。今までの大河ドラマならあっさり終わらせてしまう幼少期を序盤で丁寧に描き、味方かわからなかった小野但馬守政次の物語をドラマの核とし、直虎と政次の男女の枠に収まりきらない濃密な関係を描き切った。スロースタートだったことには賛否が別れたが、華々しい井伊直政の物語にたどり着くまでに、どれだけの犠牲が出たのかをしっかりと描かないことには、本作の説得力は生まれなかっただろう、と評した<ref>成馬零一、[http://realsound.jp/movie/2017/12/post-144694.html 『おんな城主 直虎』から『西郷どん』へ 大河ドラマは朝ドラを超えるか?](2017年12月29日)、マイナビニュース、2018年2月19日閲覧。</ref>。
 
第95回[[ザテレビジョンドラマアカデミー賞]]では、高橋一生が本作の演技で助演男優賞を受賞した。非業の死を遂げた役柄がはまり役となり「政次ロス」を引き起こしたことや、[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]での話題を呼んだことなどが評価され、2位以下に大差をつけての受賞となった。作品については脚本賞で3位となり、 森下佳子は「マイナーな人物と有名武将の絡め方がうまい」と評された。審査員評では、「何を描きたいのか最後までわからず、女主人公を描くというよりは彼女が[[狂言回し]]役にされた」([[麻生千晶]])と脚本を批判する意見もあったが、「直虎を囲むチーム男子がよりどりみどりで一年間楽しかった」([[カトリーヌあやこ]])、「大河ドラマの定番性から脱却した」([[松尾羊一]])、「大河の変化球」「タイトルの遊び方が秀逸」([[稲増龍夫]])など高く評価する意見が寄せられた<ref>この段落の出典{{Cite journal |和書 |title =発表! 第95回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 |date =2018-02-23 |publisher =[[KADOKAWA]] |journal =[[ザテレビジョン]] |volume =24 |issue =8号(2018年2月23日号) |pages =26-30 }}</ref>。なお高橋については、本作品と同年度の他作品での演技と合わせて、[[コンフィデンスアワード・ドラマ賞]]年間大賞2017の助演男優賞<ref name="confidence" />、第55回[[ギャラクシー賞]]テレビ部門個人賞<ref name="garac" />といった、年間を通じてのドラマ賞を複数受賞する高い評価を得た
 
== ドラマ舞台地の反応 ==
[[File:Hamamatsu City Miotsukushi Cultural Center 01.JPG|thumb|250px|大河ドラマ館が置かれた浜松市みをつくし文化センター<BRbr />(奥の建物が大河ドラマ館として使用された)]]
[[2016年]]1月、ドラマの舞台となる[[浜松市]]では、井伊直虎など井伊氏発祥の地・[[井伊谷]]のある[[北区 (浜松市)|北区]]の「[[浜松市みをつくし文化センター]]」に、放送に合わせて大河ドラマ館を設置することを決定<ref>{{Cite web |date=2017-01-16 |url =http://www.at-s.com/news/article/culture/shizuoka/319556.html |title =大河ドラマ館開館 「直虎」出演者も祝う 浜松 |work=静岡新聞アットエス |publisher = 静岡新聞 |accessdate = 2017-01-20 }}</ref>、[[2017年]][[1月15日]]に開館し[[2018年]][[1月14日]]に閉館した<ref>{{Cite web|url= http://hamamatsu-daisuki.net/naotora/ticket/ |title= 大河ドラマ館チケット販売 |publisher= 「おんな城主 直虎」推進協議会 |accessdate= 2016-11-20 }}</ref><ref>{{Cite news|url= http://mantan-web.jp/2017/01/16/20170116dog00m200006000c.html |title= おんな城主 直虎:ゆかりの地・浜松にドラマ館オープン 子役・新井美羽と三浦春馬がPR |newspaper= まんたんウェブ |publisher= 株式会社MANTAN |date= 2017-01-16 |accessdate= 2017-01-16 }}</ref>。最終来館者数が78万923人で、当初目標の50万人を大幅に上回った<ref>{{Cite web|url= http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/446272.html|title= 大河館、目標超え7878万人で幕  オール浜松で取り組み継続 |publisher= 静岡新聞SBS |accessdate= 2018-1-15 }}</ref>。
ドラマの舞台となる地域を走る[[天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線|天竜浜名湖鉄道]]では、2017年1月6日から2018年1月28日まで毎週木・金・土・日曜日や祝日を中心に、[[カプコン]]の[[コンピュータゲーム]]・『[[戦国BASARA]]』シリーズに登場する井伊直虎のキャラクターを描いたフルラッピング列車を運行した<ref>{{Cite web |date=2017-01-06 |url =https://www.tenhama.co.jp/events/7352/|title =「天浜線」×「戦国BASARA」フルラッピング列車運行中! |work= 天浜線 |publisher = 天竜浜名湖鉄道 |accessdate = 2017-01-22 }}</ref>。