「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の版間の差分

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宇宙誕生以前に存在した6つの特異点(重力が無限大にかかっている部分、つまり凄まじいエネルギーがある部分)が、大爆発によって宇宙が生まれた時に残骸となり、ひとつひとつが「空間(スペース)」「現実(リアリティ)」「時間(タイム)」「力(パワー)」「魂(ソウル)」そして「精神(マインド)」を司るエネルギーの結晶へと姿を変えた。それらは'''インフィニティ・ストーン'''と呼ばれた。もし6つすべてのストーンを手に入れることができれば、全能の力を得られる。
 
[[マイティ・ソー バトルロイヤル|ラグナロク]]の発動によるアスガルド滅亡の直後、新天地として地球に向かっていたソー率いるアスガルドの民を乗せた宇宙船「ステイツマン」を何者かが襲撃した。それは宇宙で最も恐れられる魔人[[サノス]]の宇宙船「サンクチュアリII」だった。人口過多の宇宙のバランスを完全に保つためには、全生命の半分を消し去る必要がある。そう信じるサノスは、インフィニティ・ストーンを集めるべく行動を開始したのだ。この襲撃で、アスガルド人たちは全員死亡半滅。サノスはソーを拷問し、彼らが持っているはずの物を要求した。兄の窮地に見かねた弟ロキは、サノスが欲する物――アスガルド崩壊に乗じて手中に収めていた「四次元キューブ」を見せる。その瞬間、ハルクがサノスを攻撃した。しかしサノスはハルクの猛攻に耐え、逆にハルクを打ちのめしてしまう。ハルクの敗北を受け、ソーの腹心ヘイムダルは最後の力を振り絞り、いくつもの世界を繋ぐ虹の橋・ビフレストの力でハルクを地球へとワープさせた。それは彼がサノスの配下コーヴァス・グレイヴに殺される直前のことだった。ハルクがいなくなり、最早息も絶え絶えのソーを守るものはない。ロキはサノスに屈し、四次元キューブを差し出した。サノスをワナにハメるために。しかしそれも失敗に終わった。サノスは圧倒的な力をもって、神であるロキ相手に一切何もさせずロキを首を絞めて殺した。手にした四次元キューブを粉々に破壊し、中に収められている青色のインフィニティ・ストーン'''スペース・ストーン'''を左腕にはめた金色のグローブ、ガントレットに埋め込む。ガントレットにはもう一つストーンが輝いていた。ザンダー星に保管されていたはずの、かつてガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが必死で守り抜いた'''パワー・ストーン'''である。ザンダー星を滅ぼして手に入れたその無限の力をもって、サノスはステイツマンを破壊した。死んだロキ、アスガルド人たち、そしてソーもろとも。
 
地球。マルチバースを守る魔術師スティーヴン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)の元に、空から男が降って来た。ヘイムダルが命を賭けて転送したブルース・バナー博士である。サノスが2つのインフィニティ・ストーンの所在地である地球を狙っている。伝えられたこの危機に、アベンジャーズのリーダーであるトニー・スターク(アイアンマン)に接触し、ストーンの防衛を依頼する。しかし、既にシビル・ウォーから続く苦難に直面していたトニーは、かつてのアベンジャーズのメンバーたちとの確執に悩んでおり、協力に消極的な態度を示す。そんな中、「Qシップ」とよばれるドーナツ状の宇宙船がニューヨーク上空に出現した。サノスの配下「ブラックオーダー」に所属する、戦略家にして詐欺師エボニー・マウと用心棒にして怪力の巨漢カル・オブシディアンが、ストレンジの持つ「アガモットの目」に収められた時間を司る'''タイム・ストーン'''を狙い襲来したのである。ニューヨークを舞台に、タイム・ストーン防衛戦が展開される。バナー博士は変身してトニーたちに加勢しようとするが、ハルクが「嫌だ‼」と変身を拒否したために避難を余儀なくされる。ストレンジの盟友ウォンは激闘の末カル・オブシディアンを撃退するが、アガモットの目に魔術を掛けストーンの防衛に当たっていたストレンジはエボニー・マウによって拉致されてしまう。クモの第六感・スパイダーセンスを発動させこの危機にいち早く気付いていたピーター・パーカー(スパイダーマン)は、トニーに渡された新スーツを身に纏い、アイアンスパイダーとなって逃走するQシップにしがみ付きブラックオーダーを追跡する。トニーもまた、Qシップに乗り込みストレンジの救出に乗り出す。