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この土地では悪徳牧畜業者のライカー(エミール・メイヤー)一味の暴虐に農民たちが苦しめられていた。ある日、この土地にやってきた流れ者のシェーン([[アラン・ラッド]])は、ある農家に辿り着き、ジョー・スターレット([[ヴァン・ヘフリン]])から「ライカーの仲間か」と聞かれるが、やがて息子のジョーイ(ブランドン・デ・ワイルド)と仲良くなり、この家に留まる。そしてジョーやその息子ジョーイと友情を結ぶシェーンだったが、ジョーの妻マリアン([[ジーン・アーサー]])は彼に惹かれ、またシェーンも彼女に惹かれてゆく。そして農民たちとも親しくなっていった。
 
やがてライカーらの暴力はエスカレートし、ライカーは殺し屋のウィルソン([[ジャック・パランス]])を雇う。力くで農民たちを追い出す魂胆であった。殺し屋ウィルソンは開拓農民の一人トーレーを挑発して1発で殺害するが、その暴虐に農民達は結束して立ち向かうことを決意する。そしてこの抗争に終止符を打つため、ライカーがジョーに話し合おうと呼びかけたことで、ジョーは単独でライカーに会いに行こうとするのだったが、シェーンは罠だと諌めて力ずくで止め、一人でライカー一味に立ち向かう。
 
シェーンは酒場でライカーやウィルソンを、「0.6秒」の早撃ちで倒した。そして2階から彼を狙い撃とうとしたライカーの弟は、ジョーイのとっさの掛け声で、シェーンに返り討ちにされる。しかしシェーンもまた脇腹を撃たれていた。彼が家に来てから彼を慕い、憧れていたジョーイは犬とともに酒場まで追いかけてきたのだった。
傷ついた身体を心配して一緒に家に帰ろうと呼びかけるジョーイに、シェーンはもう戻れないと言って、馬に跨りワイオミングの山へと去っていった。必死に呼びかけるジョーイの声はやがて「シェーン!! カムバック!!」と山にこだまするのであった。
 
== キャスト ==
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現在も東北新社が配給権を保持しており、2016年にリマスター版が日本で公開された際も東北新社が配給をした。
 
日本においては、[[1953年]]([[昭和]]28年)公開の団体名義の映画作品は『[[2003年]]([[平成]]15年)[[12月31日]]に[[著作権の保護期間]]が終了したもの』と考えられたことから、幾つかの会社から『[[パブリックドメインDVD|格安DVD]]』としてリリースされた。しかし、東北新社とパラマウント社は[[著作権]]存続を主張した。2007年(平成19年)12月18日に、[[最高裁判所 (日本)|最高裁判所]]で「[[著作権法]]による著作権の保護期間が終了した」と[[確定判決]]を下したことで「シェーンの著作権は消滅した」とことが、裁判を通じて公に認められた。{{Main|1953年問題}}
 
== 脚注 ==