「両税法」の版間の差分

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両税法導入時の皇帝は徳宗では?
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==両税法==
[[建中]]元年([[780年]])、[[宗 (唐)|宗]]の宰相[[楊炎]]の建議により両税法が施行された。両税法の骨子は以下のようなものである。
#主戸(本籍に住んでいる農民)・客戸の区別無く、資産額に応じて戸等([[主戸客戸制]]を参照)を決定し戸税を徴収、耕地面積に応じて地税を徴収。また、有産の客戸を主戸に編入した。
#六月に納める'''夏税'''(対象は[[ムギ|麦]])と十一月に納める'''冬税'''(対象は[[稲]]と[[粟]])に分け、それ以外の税を全廃する。
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その後の[[五代十国時代]]・[[北宋]]・[[元 (王朝)|元]]・[[明]]と両税法は受け継がれていくが、明代中期になると付加税が増え、不均衡が過大となり、宰相[[張居正]]により[[一条鞭法]]が施行され、両税法は廃止された。
 
==参考文献==
*『唐代両税法の研究 本篇』 ([[日野開三郎]]東洋史学論集④、三一書房、[[1982年]])
*『宋代税制史研究』([[島居一康]]、汲古書院、[[1993年]])
 
 
[[Category:隋唐|りようせいほう]]