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'''山口 二郎'''(やまぐち じろう、[[1958年]]([[昭和]]33年)[[7月13日]] - )は、[[日本]]の[[政治学者]][[政治活動家]]。[[法政大学]][[法学部]]教授。[[北海道大学]]名誉[[教授]]。専門は[[行政学]]、現代日本政治論。
 
[[岡山県]][[岡山市]]出身。[[東京大学]][[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|法学部]]卒業。
* [[2014年]]4月 [[法政大学]]法学部教授 北海道大学名誉教授
 
== 関連する政治団体 ==
== 研究・言論活動 ==
 
=== 民主党のブレーンとして ===
* [[立憲デモクラシーの会]]:共同代表 (共同代表:[[樋口陽一]]、[[奥平康弘]])
* [[安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合]] : 世話人 <ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.com/articles/ASKB735CBKB7ULFA001.html|title=市民連合、立憲・共産・社民に政策要望 改憲反対など|accessdate=2017/10/7|publisher=朝日新聞}}</ref>
* [[新外交イニシアティブ]] : 評議員
 
=== 政治家として ===
=== 民主党のブレーンとして ===
1998年に[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]のブレーンになると、同じ野党である[[日本社会党]]の憲法九条に拠る護憲平和主義は時代遅れとして批判し、「現実的な安保外交政策」を持つ民主党による政権交代こそが日本の閉塞感を打破すると主張を続けた<ref>戦後政治の崩壊―デモクラシーはどこへゆくか (岩波新書)  2004年6月18日</ref>。
 
[[第45回衆議院議員総選挙]]では、民主党の[[マニフェスト]]に対する「財源の裏付けのない、まやかし政策」という批判に対して、「政権を目指す政党に最も重要なことはこぢんまりした整合性ではなく、現状を批判することと、よりよい社会を提示する構想力である」と反論した<ref>東京新聞社説:週のはじめに考える 歴史的体験を共に 2009年8月23日</ref>。政権交代が実現すると「今回の政権交代によって、ようやく本物の[[民主主義]]が日本に現れたということができる。いわば、政権交代によって市民革命が成就したのである」と絶賛した<ref>{{Cite web |url=http://uonome.jp/article/yamaguchi/593 |title=政権交代という革命の成就 |publisher=魚の目 |date=2009-09-04 |accessdate=2009-09-04}}</ref>。
 
政権交代後は、[[菅直人]][[内閣総理大臣|総理大臣]]と民主党政権が進める政治主導システムの確立について意見交換を行うなど、民主党政権の[[ブレーントラスト|ブレーン]]として政権を支えた<ref>産経新聞 2011年3月27日13:14 [http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110327/plc11032713140005-n1.htm]</ref><ref>{{Cite news |url=http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106020008/ |title=「自滅の道は避けて」、民主や首相のブレーン 山口北大教授 |publisher=神奈川新聞 |date=2011-06-02 |accessdate=2011-06-02}}</ref>。(ただし、山口自身は自分は民主党政権奪取以降、私が直接かかわることはあまり関わなくなっていないた」と主張しているおり、<ref>{{Cite web |url=http://www.yomiuri.co.jp/adv/hosei/voice/vol05.html |title= 法政大学×読売新聞 政治や社会へのグローバルな関心を持つ学生を育てたい |publisher=読売新聞 |date=2014-08-01 |accessdate=2014-08-01}}</ref>。民主党政権の失政に対する批判に対しては「(政権交代を支援してきた自分は)[[リフォーム詐欺]]の片棒を担いだ[[詐欺]]師の気分で身の置所がない」と発言している<ref>東京新聞2010年11月21日</ref>、[[自由民主党 (日本)|自民党]]への政権交代の後は「改革創生会議」の議長代行として報告書策定の中心的な役割を担った。党の勉強会などでも講師として呼ばれることが多い<ref>{{Cite news |url=http://www.asahi.com/politics/update/0130/TKY201301290507.html |title=総選挙敗因、全国回り聴取へ 民主、党改革へ初会合 |publisher=[[朝日新聞]] |date=2013-01-30 |accessdate=2013-01-30}}</ref><ref>{{Cite news |url=http://www.sankei.com/politics/news/151229/plt1512290028-n1.html |title=政府に言論弾圧要請? 民主ブレーン山口教授「公式見解に反したら処断を」 |publisher=産経新聞 |date=2015-12-29 |accessdate=2015-12-31}}</ref>。
 
[[自由民主党 (日本)|自民党]]への政権交代により民進党が野党に下野すると、民進党の「改革創生会議」の議長代行として報告書策定の中心的な役割を担い、民心党の勉強会の講師としても活躍した<ref>{{Cite news |url=http://www.asahi.com/politics/update/0130/TKY201301290507.html |title=総選挙敗因、全国回り聴取へ 民主、党改革へ初会合 |publisher=[[朝日新聞]] |date=2013-01-30 |accessdate=2013-01-30}}</ref><ref>{{Cite news |url=http://www.sankei.com/politics/news/151229/plt1512290028-n1.html |title=政府に言論弾圧要請? 民主ブレーン山口教授「公式見解に反したら処断を」 |publisher=産経新聞 |date=2015-12-29 |accessdate=2015-12-31}}</ref>。
 
== 主張 ==
=== 政治家に対する批評 ===
山口は、現在の政治家に対して「自分が正しいと信じ、殻に閉じこもって、他人を説得したり、関係を調整したりすることができない」と評しており<ref name=":0" />、特に自民党の政治家に批判的である。
[[橋下徹]]が[[都道府県知事|大阪府知事]]に就任すると橋下の政治手法が独善的であると批判を始め、[[2011年大阪市長選挙]]に橋下が出馬すると、橋下の政治手法を「[[ファシズム]]」と断じる『橋下主義(ハシズム)を許すな!』を出版した。橋下の対立候補である[[平松邦夫]]の応援演説で「チンピラにいちゃんの野望打ち砕け」「(橋下の政治手法は)上から枠をはめないといけないという貧困な人間観しかない」などと批判した<ref>「反橋下知事」攻勢アピール 大阪ダブル選控え市民集会 大阪市長も聞き入る 2011.9.18 10:27 [http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110918/lcl11091810350000-n1.htm]</ref>。
 
[[2012年]][[1月15日]]、[[テレビ朝日]]の[[報道ステーション SUNDAY]]で橋下徹[[大阪市長]]と直接討論した際、「[[愛知県]][[犬山市]]のように立派な人を教育長に選んで、改革のプランを作らせ予算をつけるのが首長の仕事」と持論をぶつけた。橋下は「1700の自治体の一例に過ぎない。しかも犬山市は(後で選挙で方針が変えられ)上手くいっていない」「中身の問題ではなく仕組みの問題。現場でやったことがない学者の意見」と指摘した。これに対し、山口は「学者として観察すれば大体の事は分かる」と反論した。また、橋下が教育最大の問題と定義している調書人事の仕組みを「知らない」と答えた。ほかにも「[[大阪府]]は私学助成を切った」と指摘するも「再建の為に一回切って、拡充しました。大阪府が今一番拡充してるんですよ。」と橋下に切り返された<ref> 橋下市長と山口教授がテレビ直接対決 山口氏は終始劣勢 2012.1.16 19:18 [http://www.j-cast.com/2012/01/16118968.html?p=all]</ref>。
 
山口の橋下批判について、[[ニューヨーク州立大学]]助教授の[[入山章栄]]は、山口が政治学者と認識されると、「他のマジメに研究をしている政治学者が甚だ迷惑」と評している<ref name="yamaguchi">橋下徹に惨敗!北大教授・山口二郎に批判殺到でブログ炎上 [http://www.tanteifile.com/watch/2012/01/18_01/index.html]</ref>。また、[[東浩紀]]は「橋下氏との討議の流れで戦略を変えられず、硬直した原理論しか展開できなかった山口二郎氏は力がない」と評している<ref name="yamaguchi" />。
 
=== 政治活動 ===
[[国立大学法人|国立大学の独立法人]]化に伴い教員が[[国家公務員|公務員]]でなくなったため、選挙では応援演説を積極的に行っている。[[佐藤優 (外交官)|佐藤優]]とともに、北海道に根を下ろした活動という点で[[鈴木宗男]]の「[[新党大地 (2012-)|新党大地]]」を応援している。[[第44回衆議院議員総選挙|2005年の総選挙]]では、[[辻元清美]]などの応援演説を行った。また、[[普天間基地移設問題]]では[[和田春樹]]らと共に、[[アメリカ海兵隊]]が日本から全面撤収するよう求める声明を発表した<ref>2010/04/24 10:59 【琉球新報】「海兵隊 全面撤収」求める ネットで賛同募る [http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161282-storytopic-53.html]</ref>。
 
=== 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合 ===
[[安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合]]の結成式に参加し、[[安全保障関連法案]]の反対集会では、自分を時代劇俳優の[[萬屋錦之介]]に見立てて、安倍晋三首相に対し、「安倍に言いたい。お前は人間じゃない! たたき斬ってやる!」と啖呵を切った<ref>産経新聞 2015.8.31 17:27更新 「国会前集会発言集(1)「安倍は人間じゃない。たたき斬ってやる」山口二郎法政大教授[http://www.sankei.com/politics/news/150831/plt1508310040-n2.html]</ref>。
 
== 主張 ==
{{Quotation|歴史的に見てリベラルは不満を糾合しブームを起こすところまでは行くけれど、統治の論理を持っていない。時間軸で見ると政治は多くの時間[[保守]](自民党)が担当して、たまに[[リベラル]]([[日本社会党|社会党]]、[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]])が担当する。リベラルの天下は長くは続かないので、その短い期間にどれだけ物事を変えられるかが重要だ<ref>http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/07/daisuke-tsuda-interview_n_12383414.html</ref>。}}
 
== 批判 ==
 
*2015年8月30日に[[安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合]]が主催したデモにおいて、山口は、首相の[[安倍晋三]]を「安倍」と呼び捨てにして、「安倍に言いたい。お前は人間じゃない! たたき斬ってやる!」などと発言している<ref name="20150831sankei">{{Cite news|url=http://www.sankei.com/politics/news/150831/plt1508310040-n2.html |title=国会前集会発言集(1)「安倍は人間じゃない。たたき斬ってやる」山口二郎法政大教授 2/2 |newspaper=[[産経新聞]] |date=2015-08-31|accessdate=2017-04-10}}</ref>。このデモには[[民進党]]代表の[[岡田克也]]も参加していた<ref name="20150831sankei"/>。
**[[石平 (評論家)|石平]]は、この発言について「言葉の暴力平気な人間は平和を語る資格なし」「日本の『リベラル』はすでに死んだ」と批判した<ref>{{Cite news | url = http://www.sankei.com/west/news/150901/wst1509010066-n1.html | title = 「平和運動の名に値しない」 安保法案反対集会での首相への「お前は人間じゃない」発言などに 石平氏寄稿 | work = 産経west | publisher = [[産経新聞社]] | date = 2015-09-01 | accessdate = 2015-09-08 }}</ref>。