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== 大相撲の番付 ==
大相撲の番付には、横綱・大関・関脇・[[小結]]・[[前頭]]・「同」の文字が書かれていて、[[十両]]・[[幕下]](昔は「二段」と呼称していた)・[[三段目]]・[[序二段]]・序ノ口の文字はなく、横綱・[[三役]]以外はすべて「前頭」である。その「前頭」を段の違いと文字の大きさでランク付けしている。五段ある最下段が「前頭」の始めということで序ノ口ということである。序ノ口は番付上は最下位の階級であるが、番付の一番左下には「此外中前相撲東西ニ御座候」(この番付に載っている力士以外にも[[本中]](現在は廃止)・[[前相撲]]の力士がいます)の記述があり、番付に[[四股名]]が載っていない力士もいる。「前頭」はこの前相撲の頭(上位)を意味する。
 
江戸の中期から後期には紙番付があったが発行はせいぜい場所ごとに数百枚程度であったとされ、番付自体も厳密な序列表ではなく、地位の変動を知らせるというより力士を宣伝する媒体であった。<ref name="hunbanndsuke"/>。同じ理由で、当時対戦表と共に有料で販売されていたと推測される勝負付と呼ばれる勝負結果表も一般の相撲ファンが欲しがるものというよりマニア層向けのアイテムであった<ref name="banbanbandsuke">大空出版『相撲ファン』vol.4 28頁</ref>。現在の板番付は、屋根に当たる部分が「入山形」と呼ばれる「入」の字形に作られるが、これは大入り満員を祈念したものである。