「ハイエナ」の版間の差分

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動物に一夫一婦「制」と表現するのは不適切。
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一方、ブチハイエナは、時速65[[キロメートル|km]]を超える俊足と、並外れたスタミナとを併せ持つ優秀なハンターである。その食物には腐肉も含まれるものの、半分以上は自分たちで捕えたものであり、狩りで仕留めた獲物を[[ライオン]]に横取りされる場合もある<ref>{{Cite web |date= |url=http://cgi2.nhk.or.jp/darwin/broadcasting/detail.cgi?sp=p334 |title=“悪役”ハイエナ 意外な素顔 |publisher=[[NHKスペシャル]] |accessdate=2014-08-03}}</ref>。イギリスの生態学者 H.Kruuk の研究では、[[セレンゲティ国立公園]]のブチハイエナは、10-15頭の群れで[[ヌー]]や[[シマウマ]]を狩ることが明らかにされている。他の動物が掘った巣穴に住み、巣穴の回りには動物の骨などが散乱している。
 
巣穴にある骨は非常食である。ハイエナは前述したように顎の力が強いため、食料が無い時にはこれらの骨で飢えを凌ぐ。ブチハイエナとカッショクハイエナの群れのリーダーはメスであり、メスのリーダーの長女が群れのリーダーを継ぐことが常識的になっている。そのため、オスは群れの中で順位が低い。
 
== 系統と分類 ==
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: 別名チャイロハイエナ<ref name="masui" />。以前はシマハイエナと同属の''Hyaena brunnea''とされていた。アフリカ南部(南アフリカ西部、ナミビア、ボツワナ、西・南ローデシア)に分布する。頭胴長110-140cm、体重40-55kg。ブチハイエナと同様、母系の群れ(クラン)を形成し、共同の巣穴で生活する。[[ライオン]]などの食べ残しや、病死した動物の死体を主食とする。
; ''Proteles cristatus'' [[アードウルフ]] [[w:Aardwolf|Aardwolf]]
: 別名ツチオオカミ<ref name="richardson_bearder" /><ref name="kawaguchi" />。他のハイエナ類とは大きく異なった形態や生態をもつ小型のハイエナ。東及び北東アフリカと南アフリカに分断された分布域を持つ。頭胴長85-105cm、体重9-14kg。華奢な頭骨と細い櫛状の[[歯]]を持ち、[[シロアリ]]を主食とし、1晩に20万匹のシロアリを食べると言われる。一夫一婦制であの番をつくる。
 
== ハイエナにまつわる逸話 ==