「ガッデム」の版間の差分

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源はサファリラリーで知り合った三沢自動車の間(はざま)からチーム参加を誘われており、今後のWRC参加のために仕方なくドライバーとナビゲーターのお買い得セットとして三沢自動車に自らを売り込んだ。そこで間から、マイナーチェンジが迫っているラレードGTI(三沢自動車が販売する架空の自動車)をエントリーさせ、好成績を出して安上がりの販売促進をさせる話を持ちかけられた。しかもお買い得セットとして売り込んだため、採用条件は宿泊・食費は自分持ち、クラス3位・総合10位以内でないと金は出せないというものであった。源はラレードの基本性能の高さに気付き、市販車、しかも[[オートマチックトランスミッション|AT]]でのオリンパスラリー参加を提案する。オリンパスラリーでは大馬力ゆえにパンクに泣く他車を尻目に、軽量で適度な馬力のラレードは快進撃を続け、ついに総合2位に入賞する。
 
しかし、この結果は逆にラレードの過剰品質を露呈することとなった。ラレードの注文は殺到したが、対米輸出規制枠のために新車の販売が困難となり、三沢自動車の経営は逆に窮地に追い込まれる。この危機を解決すべく、三沢自動車の会長の娘であり企画開発部部長の三沢沙也子はラレードの販売終了を決断。さらに手弁当で運営していたラリーチームを再編成して監督に就任、新型のレベッカを投入し三沢[[ワークス・チーム|ワークス]]としてWRCに参戦することを決めた。聖王ラリーチームで共に戦ったシン・ディック組も仲間となり、新生三沢ワークスは2月の酷寒のスウェディッシュラリーに出場。氷に覆われたコースに雪や低温による凍結で起きるオーバーヒートなど寒冷地特有のトラブル、重要部品の損傷や予備パーツの喪失に悩ませられながらも走りぬき、ついにはクラス優勝を果たす。
 
== 登場人物 ==
;六甲寺 司(ろっこうじ つかさ)
:聖王グループ海外事業部総支配人。本作のもう一人のキーマンともいえる存在。聖王グループのコマーシャル活動の一環としてラリーチームを立ち上げ、ドライバーとしてゲンを抜擢、サファリラリーに参戦するが、その際に、ポリニャック流通グループと結んだ契約が、聖王ヨーロッパ事業部を通さなかったことや短期的には聖王の損失につながることから、聖王本社内の一部でスタンドプレイと捉えられて、その責を問われてラリーチームはサファリ終了後に解散、自身も謹慎処分を受けてしまう。その後はヨーロッパを回っており、スウェーデンでゲンたちと再会した。ラリー終了の直前に社長就任が決定し帰国する。
:インテリ風な見た目に反してボクシングを嗜む。オリンピック出場経験があり、バンタム級の銀メダリスト。グループ前会長の息子という立場だが、他の重役との折り合いが悪い面もあって出世が阻まれていた。現会長とも家族ぐるみの付き合いだが、会長は病気がちで高校生の娘が重役会議に出席する状態となっている
;宇津木常務(うつぎじょうむ)
:聖王グループ常務取締役。自身が社内での実権を握ることを考えており、その障害となりうる六甲寺のラリーチームプロジェクトを快く思っていない。
 
=== 三沢自動車 ===
日本の架空の自動車メーカー。小型車軽トラックと二輪車の生産がメインで乗用車に参入したのはごく最近。売上高は業界内では下位だが、「実用第一」を旨とする製品の品質は[[デミング賞]]を受賞するほど高い。二輪車はフランス在住時代のロヴ・ロウも使用していた。しかし、実用性の高さゆえに決定的な魅力に欠け、「金がないから選ぶメーカー」「三沢に乗るのは貧乏の証明」とも囁かれている。
 
作者のモータースポーツ作品には頻繁に登場するメーカーで『NAVI』にもWRCに出場しているシーンがあるが、チーム体制が変わったのか成績は低迷している。
:三沢自動車技術部所属。手弁当で出場したサファリラリーでドライバーを務めたが、自身の車を壊してリタイヤし立往生していたところでゲンと出会い、サービスに見放されてボロボロの状態だったゲンの車を自分たちが持っていたパーツを提供して見事に修理する。メカニックとしての腕前は確かで、車に対する愛情も人一倍持っている。三沢ワークスでは主にメカニックとして活躍。
;大田、牧野(おおた、まきの)
:間の部下でチームのメカニック。作者のスター・システムによって他作品にもメカニック関係の人員として登場している
;森沢 知佳(もりさわ ちか)
:三沢自動車本社勤務。オリンパスラリーよりヘルパーとして参加する[[眼鏡っ子]]。後にロヴと恋仲になる。
;ハンス・シュルツ
:[[トヨタ自動車|トヨタ]]・チームのエースドライバー。ドイツ人。ラリーにおける、ゲンの直接のライバルともいえる男で、事あるごとにゲンと絡む。
:「何事も徹底的に」が家訓だが、マシンのセッテイングからナンパまで、やり込みすぎて現地入りどころか本番の車検にも遅れそうになることも多い。
;飛田(とびた)
:トヨタ・チームのマネージャー。通称トビー。至って冷静な分析をする男だが、ゲンの様な原始的なエネルギーを持つ男の価値も認めている。トレードマークはウェーブのかかった長い前髪。
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