「地衡風」の版間の差分

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'''地衡風'''(ちこうふう)とは、働いている[[気圧傾度力]]と[[コリオリの力]]が釣り合った状態で吹く仮想的な[[風]]のこと。[[摩擦力]]がほとんど働かない上層における風は地衡風に近い。
 
気圧傾度力は[[気圧]]の高い側から低い側へ向かって[[等圧線]]に対して垂直方向に働き、コリオリの力は北半球では風の進行方向に対し右側に直角に、南半球では左側に直角に働く。それゆえ地衡風は北半球では気圧の高い側を右手に見るように等圧線に平行な方向へ吹く。南半球では気圧の高い側を左手に見るように等圧線に平行な方向へ吹く。
 
なお、等圧線が屈曲している場合には、気圧傾度力とコリオリの力に加えて[[遠心力]]が働く。この三つの力が釣り合った状態で吹く風を'''傾度風'''という。
 
==関連項目==
*[[地衡流]]
 
[[Category:風|ちこうふう]]
[[Category:気象学|ちこうふう]]
 
[[de:Geostrophie]]
[[de:Geostrophischer Wind]]
[[en:Geostrophic wind]]
[[pl:wiatr geostroficzny]]