「バランサー (漫画)」の版間の差分

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== 登場人物 ==
=== アルファベット部隊 ===
企業からマフィアまで報酬を支払う個人・集団からの依頼を受けて登録した傭兵から選出したチームを編成し、活動する非合法傭兵部隊。各国の軍部・特殊部隊などともパイプを持ち、西側では問題なく活動可能。報酬は招集されて依頼を受けた際に半金。任務終了後に帰還した在住地にて残りの金が振り込まれる。
 
;南郷 兵衛(なんごう ひょうえ)
:本作前半の主人公で、コードネーム“J(ジェイ)”と呼ばれている。[[飛騨]]忍群白羽衆最後の生き残り。優秀な傭兵で、[[アムステルダム]]在住。世界中で活動する黒羽衆を叩くべく、日本を出てアルファベット部隊の傭兵として戦ってきた。紫織とは婚約していたが、破棄している。
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:愛犬の名はチャーチル<ref>厳密には通いの野良。任務に出る際に処分しなければいけない食材を与えている。</ref>。
;ライリー・カーツ
:コードネーム“P”。ポート・マックス[[軍事刑務所|軍刑務所]]の囚人だが、刑期を短縮することを報酬として傭兵として活動する(刑期は千年)。元海兵隊長距離偵察部隊(リーコン)指揮官で中尉。ただし傭兵としては大尉待遇。接近戦では[[.45ACP弾]]の[[M1911 #代表的なバリエーション|デトニクス]]を使う。ベトナム戦争当時、味方の戦意高揚と敵軍に対する情報戦のために無実の村人を犠牲にした米軍特殊部隊幹部3名と南ベトナム軍の特殊部隊一個中隊を皆殺しにした<ref>カーツの隊が任務中に遭遇した村で、[[天然痘]]に侵されていたのを防疫の意味もあって救済した。1週間後、カーツが部下と共に土産を持って訪れた村は解放戦線を名乗る兵隊によって老人を残して大人は連れ去られ、子供たちは両腕を切り落とされていた。連れ去られた大人も証拠隠滅のため殺されたと考えられる。</ref>。南郷もその生きざまに感じ入ったのか、秘匿すべき本名を教えた。
:南郷もその生きざまに感じ入ったのか、秘匿すべき本名を教えた。
:腕利きで傭兵のプライドが高いが赤い狼の残忍な噂に怯みを見せ、クローネの指揮下に入る時は不満を言いながらも剣幕に押され、渋々従うなど案外弱い面もある。
;ディノ
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:[[ドイツ]]人傭兵の双子の兄弟。
;ビッグX
:[[第二次世界大戦|WWII]]から40年越えのキャリアをもつ[[オランダ]]の[[レジスタンス運動|レジスタンス]]出身の老傭兵。その経験から[[ベルリン]]一帯の地理に明るい。手榴弾の使い手で、黒羽衆とも互角に戦える戦闘力がある。主導権を取りたがる傾向があり、他国出身者をバカにするなど口が悪い
:「Xの大文字の方」と呼んで区別させる場面があり、劇中には登場しないが「(小文字の)x」というメンバーが別にいることが示唆されている。
;大佐(カーネル)
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=== 飛騨忍群 ===
==== 赤羽衆 ====
500年の歴史をもち「飛騨三羽衆」と呼ばれた忍者の末裔で女忍者、いわゆる「'''[[くノ一|くのいち]]'''」の一族<ref>単に「女の忍者」という意味なら白羽・黒羽にも存在する。</ref>。その名のごとく女系の一族で男子は滅多に生まれず男が産まれた場合は白羽衆に里子に出される決まりだった。
 
白羽の体術、黒羽の幻術に対して「'''妖術'''」と呼ばれる超能力を使う<ref>単に「女の忍者」という意味なら白羽・黒羽にも存在した。</ref>。ただし、血の薄まった現代では赤羽くのいち数人が揃わなければ使えず、その力は「赤羽の血も引いている」白羽衆の男との間に生まれた子でなければほとんど受け継がれない。三羽とも既に直系の血筋はほとんど残ってはいない。
 
白羽の体術、黒羽の幻術に対して「'''妖術'''」と呼ばれる超能力を使う<ref>単に「女の忍者」という意味なら白羽・黒羽にも存在した。</ref>。ただし、血の薄まった現代では赤羽くのいち数人が揃わなければ使えず、その力は「赤羽の血も引いている」白羽衆の男との間に生まれた子でなければほとんど受け継がれない。三羽とも既に直系の血筋はほとんど残ってはいない。
;鏡 大吾(かがみ だいご)
:本作中盤以降の主人公で、赤羽衆唯一の男児であり南郷の義理の弟にあたる。行方不明になった南郷を探しに日本から密航してオランダにやって来る<ref>行き先を間違えてオーストラリアに。そこからスペイン・エジプト・アメリカ・ブラジル・インド・イタリアを経て辿り着いた。</ref>。男子であるため赤羽の能力を使うことはできないが、赤羽の体質だけは受け継いでおり、怒りが頂点に達すると超人的な力を発揮する。しかし、制御力に難があり、事件後はヨーロッパに残って修行を積むこととなる<ref>海外をうろついている間に出席日数不足で留年が決定しており、それならクローネの下で勉強しろと曾祖母に言われた。</ref>。
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==== 黒羽衆 ====
飛騨忍群で、体術の白羽衆に対し幻術を使う集団。元々は白羽衆と同じく、赤羽くのいちを守るために存在したが、三羽衆が解散してから独自の道を歩み始める。作中では東西両陣営に深く浸透し、日本人以外の術者も多く抱えている。白羽、赤羽ともに代々自分達の術を血縁者のみに受け継いでいくが、黒羽は才能や素質を持つ者であれば拉致して術者にしていった。
 
;黒羽衆総帥
:[[ニューヨーク]]、[[マンハッタン]]のビルの内部に日本庭園を設け、全世界の黒羽五十衆に指示を出している。
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=== その他 ===
;モーゼ・ギルガット
:「第2のシュバイツァー」と呼ばれ、[[ローマ法王]]にも謁見した医学博士。地道な研究に対して理解の無いスポンサーや学界に絶望したのか魔が差してアフリカの某国で品種改良した[[ケシ]]を栽培し高純度のヘロイン精製工場を作る仕事をしていた。アメリカやヨーロッパのドラッグマフィアの依頼<ref>マフィアはドラッグで社会を破壊するような意思は無く、むしろ安定した市場を維持している。アフリカから流れ込んだヘロインも買い占めて価格を維持していたが買い支えも限界になったため、大元の生産拠点を潰すようアルファベット部隊に依頼した。</ref>を受けた南郷たちの襲撃で工場は破壊されるが、自分の開発した技術で取引しようとして射殺される。
;小倉 保雄(おぐら やすお)
:日本大手商社の社員で、出世と帰国のために核[[巡航ミサイル]]の取引を介在するが、アルファベット部隊の介入で取引は失敗。南郷の警告を無視して逃亡しなかったため、工作員に射殺される。
;ローランド・ブリックス