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** サンルーフ窓枠のゴム(ウエザーストリップ)の品質の不良や経年劣化により、雨水が漏れてくる場合がある。前述のボディ剛性低下に起因するボディの不可逆的なねじれにより、合わせ面の立付不良が生じて雨漏りとなる場合もある。
* 安全性
** 走行中にサンルーフから身体を出すことで、狭隘な道路においては障害物に身体が衝突する恐れがある。実際に[[1989年]]には、[[広島県]]にてサンルーフ付きの車両が高さ2.7m・通行高さ制限1.9mの[[西日本旅客鉄道|JR西日本]][[山陽本線]][[高架下]]を通過した際に、サンルーフから顔を出して遊んでいた幼児2人が高架手前の高さ制限を示す鉄製防護工に頭部を激突させ死亡する事故が発生<ref>「車の天窓から顔 2児死ぬーー立ち上がり、周囲に夢中」『[[朝日新聞]]』1989年7月21日付朝刊、27面</ref><ref>[http://www.geocities.jp/rr1222r111/sunroof/1.htm フリーウインド - サンルーフ事故]</ref>。[[2013年]][[10月]]には、[[山口県]][[萩市]]椿東の市道で大型[[ワンボックスカー]]が高さ制限1.8mのJR西日本[[山陰線]][[高架橋]]の下を通過した際に、後部座席のサンルーフから顔を出していた6歳女児が、高架橋の下に設置された高さ制限を表示した鉄製防護工に頭を強く打ち、救急車で病院に運ばれたが[[脳挫傷]]で死亡するという、24年前の前例とほぼ同じ状況の事故も発生している<ref>[http://www.asahi.com/national/update/1001/SEB201310010001.html サンルーフから顔出し、6歳児死亡 高架橋に頭打つ - 朝日新聞デジタル] 2013年10月1日12時18分</ref>。いずれにせよこの種の事故は衝突の速度にかかわらず、頭部の一部もしくは大部分を著しく損傷し、酸鼻きわまるものとなる
***もっとも日本の法律では(あるいは世界の主要国でも)、走行時の全席[[シートベルト]]及び[[チャイルドシート]]着用が義務付けられており、そもそも乗員がサンルーフから顔を出した状態で走行すること自体、違法状態にあると考えられる。加えてマニュアルなどでも、走行中に身体を出すなと明記されていることが多く<ref>実際、例えば[[トヨタ・カリーナED|ST180系カリーナED]]の取説には「身体を出すな」の他に「荷物も出すな」(例示として[[スキー板]]が出ている様子が描かれている)、「サンルーフの窓枠に座るな」などの旨がイラスト入りで明記されている。</ref>、この手の事故はユーザーの自己責任といえる。
** 電動で開閉できる場合、手や指の挟み込みには注意を要する。現在のものは、障害物の感知により動作が停止か反転する安全機能が付いている。