「ミハイル・プリーシヴィン」の版間の差分

'''ミハイル・プリーシヴィン'''（Михаи́л Миха́йлович При́швин、[[1873年]][[2月4日]]－ - [[1954年]][[1月16日]]）19）は19世紀から20世紀にかけてのロシア作家。

オリョール県エレーツ郡（現西部[[リーペツク州]]中西部）に両親が所有していたフルシチョーヴォ村に生まれる。父は7歳の時に亡くなったあとは、母が領地の経営を立て直し子供たちに教育を受けさせたという。エレーツ高等中学に入学するが「自由思想」の傾向のため4年で除籍される。チュメーニ実科中学からリガ総合技術学校の化学科へ進学し、[[マルクス主義]]のサークルに参加したために卒業できず、1年をミタウの刑務所で服役<ref>{{Cite book|和書|author=M・プリーシヴィン|year=1994|title=巡礼ロシア|publisher=平凡社|pages=P.414}}</ref>。

[[第一次世界大戦]]中は従軍記者として「取引所通報」「談話」「ロシア公報」の各紙に記事を載せる。[[1917年]]の[[十月革命]]から首都を離れ、しばらく故郷のオリョールに滞在。[[1923年]]から[[モスクワ]]に拠点を置き、極東、カフカース、ウラル、ヴォルガ上流域へと調査旅行を行う。[[第二次世界大戦]]中は[[ヤロースラヴリ州]]のウソーリエ村に疎開していた<ref>{{Cite book|和書|author=M・プリーシヴィン|year=1994|title=巡礼ロシア|publisher=平凡社|pages=P.413}}</ref>。[[1943年]]に[[労働赤旗章]]を受章。