「玉の海正洋」の版間の差分

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=== 惜しまれる死 ===
余りにも突然の玉の海の死に周囲の人々は狼狽し、ショックを隠し切れなかった。最大のライバルで親友だった北の富士は、巡業先の[[岐阜県]][[羽島市]]で「玉の海関が亡くなりましたよ」との一報を聞いた時、最初は「[[玉ノ海梅吉|解説の玉の海さん]]が亡くなったのか?」と思い確認を取らせた。関係者が「現役横綱の玉の海関のことです」と伝えても、北の富士は「ふざけるのもいい加減にしろ!」と立腹し、全く信じなかったという。しかしその後、亡くなった人物が間違いなく親友の横綱・玉の海本人であるという事実が判った時、北の富士は「島ちゃが死んだとは思ってない!ん(!(玉の海の愛称」と、その場で人目もはばからず号泣した。
 
逝去当時、玉の海の死に顔を見た人々は、口を揃えて「無念の形相だった」と語っていた。付け人の一人が、肩幅の広い(これが最大の武器で、相手に上手を与えなかった)玉の海の納棺された姿を見て「横綱、窮屈そうだな…」と言い、その場にいた人々は涙が止まらなかったという。