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→‎低周波騒音: 東北新幹線において。
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成人の可聴周波数範囲の下限とされる20Hz以下の音は、超低周波音と国際的に定義されている。ただし、20Hz以下の音でも高い音圧レベルではヒトは知覚できる。また、上半規管列隙症候群<ref name=":2">[[:en:Superior_canal_dehiscence]]</ref>のように、内耳に障害を持つ場合、低周波帯域の知覚特性は健常人よりも高感度となる<ref name=":2" />。
 
[[東北新幹線]]の低周波影響においても、[[2014年]]3月のダイヤ改正により[[新幹線E5系・H5系電車|E5新幹線]]・[[新幹線E6系電車|E6新幹線]]の最高速度が320km/hの17両による走行以降から[[宮城県]][[大崎市]]古川の[[古川駅]]が新幹線の最寄り駅となる住人により[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]に「生活に支障を来すようになった」と窮状による騒音対策が求められる報道が[[2017年]]9月になされた。住民からは夜の走行において走行に地響きが著しく、卓上のコップの大きく水が揺れるとダイヤ改正以前にはなかった事項としている。宮城県庁の調査でも70デシベルを越える値が出ていたものの、JR東日本側は「音源対策だけで70デシベル以下の騒音の環境基準をクリアするのは困難」として75デシベルの基準で通す方針であった<ref>{{Cite news |date=2017年09月05日 |url=http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170905_13009.html |title=<新幹線>高速化で騒音や振動が悪化?JR東に住民が減速求める |publisher=[[河北新報社]] |newspaper=[[河北新報]]ONLINE NEWS |accessdate=2018年6月2日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170905120100/http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170905_13009.html |archivedate=2017-09-05}}</ref>。2ヶ月後の同年12月における低周波の結果では、高架橋から4メートルの民家2軒の内の1軒で屋外101デシベル、屋内93デシベルと比較的大きな値が出ている。これは給湯器など固定音源に適用される低周波の参照値(92デシベル)を越えており、住人代表の世話人からは「低周波の影響も考えられることが分かった。引き続き減速運転を求めていきたい」と述べている<ref>{{Cite news |date=2017年12月12日 |url=http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171212_13039.html |title=<新幹線>騒音・振動調査 大きな低周波を民家1軒で観測 騒音は基準値超え |publisher=[[河北新報社]] |newspaper=[[河北新報]]ONLINE NEWS |accessdate=2018年6月2日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180531055825/http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171212_13039.html |archivedate=2018年5月31日}}</ref>。
 
== 騒音評価の指標 ==