「演出家」の版間の差分

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通常、演出家が最も長い時間過ごすことになる仕事の現場は稽古場である。演出家は稽古場での稽古を取り仕切り、俳優の戯曲の解釈をサポートしたり、彼らの演技を演出家の持つヴィジョンに沿う方向へと導いていく。この稽古の過程で、俳優の演技やほかの舞台スタッフの提案したプランに影響されたり、ときには予算の問題などによって、初期コンセプトに変更が加えられることもある。
 
演出家の仕事は通常、本番開始後には[[舞台監督]]に引き継がれる。その場合、舞台監督は演出家の定めたコンセプトや劇の進行を公演期間中維持する責任を持つ。
 
以上の説明は、カンパニーの持つ方法論によってかなり異なる場合があることも付け加えておく。例えば、主演俳優である座長が最終的決定権を握っているような場合もあり得るし、戯曲を用いずに[[集団創作]]していくカンパニーでは、当然ながら演出家の第一の仕事は戯曲の解釈ではない。また、公演期間中における作品クオリティの維持を、舞台監督ではなく演出家が管理するカンパニーも少なくない。なお、映画においては、その演出コンセプトのみが不在の監督の名義でリメイクに用いられたりする例はあり得ないが、演劇においては通例のことであり、すでに世を去って久しい演出家の名前による公演が行われることも珍しくない。すなわち、演出コンセプトが脚本と同じく独立した著作物のように流通している。
 
以上の説明はカンパニーの持つ方法論によってかなり異なる場合があることも付け加えておく。例えば、主演俳優である座長が最終的決定権を握っているような場合もあり得るし、戯曲を用いずに[[集団創作]]していくカンパニーでは、当然ながら演出家の第一の仕事は戯曲の解釈ではない。また、公演期間中における作品クオリティの維持を、舞台監督ではなく演出家が管理するカンパニーも少なくない。なお、映画においては、その演出コンセプトのみが不在の監督の名義でリメイクに用いられたりする例はあり得ないが、演劇においては通例のことであり、すでに世を去って久しい演出家の名前による公演が行われることも珍しくない。すなわち、演出コンセプトが脚本と同じく独立した著作物のように流通している。
 
== ライブイベントにおける演出家 ==