「準仮想化」の版間の差分

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→‎歴史: 「L4」から「L4マイクロカーネルファミリー」への改名に伴う変更
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[[Parallels Workstation]]オペレーティングシステムは、それと同等のものを''hypercall''と呼んでいる。やっていることは同じで、システムが下層の[[ハイパーバイザ]]を呼び出しているだけである。このような呼び出しは「ゲスト」オペレーティングシステムでサポートされる必要があり、このような呼び出しをするためにハイパーバイザ固有のコードを持たなければならない。
 
「準仮想化」という用語は、[[Denali]]仮想マシンモニタに関連した研究文献で最初に使われた。<ref>A. Whitaker, M. Shaw, and S. D. Gribble, "Denali: Lightweight Virtual Machines for Distributed and Networked Applications", Univ. of Washington Technical Report 02-02-01, (2002). (Available from [http://denali.cs.washington.edu/pubs/index.html Denali publications, technical reports, and talks])</ref> また、この用語は[[Xen (仮想化ソフトウェア)|Xen]]や[[L4マイクロカーネルファミリー|L4]]、VirtualLogix VLX、[[TRANGO]]の[[ハイパーバイザ]]関連の文書にも使われている。これらのプロジェクトすべてが準仮想化技術を用いており、[[x86]][[命令セット]]のうち仮想化しづらいものを組み込まない仮想機械を実装することによって、x86ハードウェア上での仮想機械のパフォーマンスを高めている。準仮想化は[[ARMアーキテクチャ|ARM]]や[[PowerPC]]、DSPのようなx86以外のハードウェアプラットフォーム上でも使われている。
 
パフォーマンスを高めるために準仮想化を用いた例として、現実に搭載されている[[ネットワークカード]]に[[Direct Memory Access|DMA]]を用いたパケット送信機能がないにも関わらずその機能をサポートしたインテリジェントなネットワークカードを、VMモニタがゲストオペレーティングシステムに提供しているものがある{{要出典|date=2009年3月}}。パケット送信はVMモニタによって完全に行われ、NICの割り込みもそのモニタが処理を行ってしまう。ゲストオペレーティングシステムに割り込みを配送するのはオーバーヘッドが大きい処理であるため、それが省略される分パフォーマンスは改善される。