「ファイア・アンド・フォーゲット」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
m編集の要約なし
3行目:
 
== 概要 ==
これまでの多くの誘導[[ミサイル]]が、発射母体により標的に着弾するまで照準・誘導を必要とするか、または[[観測機]]・観測[[ヘリコプター|ヘリ]]や[[特殊部隊]]による[[レーザー]]などでの照準照射を必要とした。しかし、この方式は、照準さえ持続されれば命中する確率が格段に高まるとは言え、発射母体や観測機・特殊部隊の隊員などが標的を捉え続けなければならないため、どうしても危険に晒されるというリスクがある。たとえば[[航空機]]にあっては、照準を維持することで機動が制限され、その分ほかの敵機に狙われる危険性が高まる。また、特殊部隊員にあっては、ただでさえ貴重な隊員にレーザー[[照準器]]を持たせて敵地に潜入させ、照準に専させることになるため、彼らを危険に晒すという人的コストの問題もある。
 
これに対して、ファイア・アンド・フォーゲット能力を備えたミサイルでは、一度標的を捉えることができれば(いわゆる[[ロックオン]])、あとは発射するだけでミサイル自体が能動的に標的を追尾するため、照準しつづける必要がなくなる。