「大関」の版間の差分

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平成中期以降においては、大関昇進の目安は'''「3場所連続で三役(関脇・小結)の地位にあって、その通算の勝ち星が33勝以上」'''で定着している。
 
大関に昇進した例では、[[1999年]](平成11年)1月場所を終えた[[千代大海龍二|千代大海]]の直前3場所の成績は、9勝-10勝-13勝(優勝)の合計32勝であったが、直前場所で横綱[[花田虎上|若乃花]]相手に逆転優勝したのを評価されて大関に昇進した。[[2011年]](平成23年)11月場所を終えた[[稀勢の里寛|稀勢の里]]の直前3場所の成績は、10勝-12勝-10勝で合計32勝であったが、日本人力士が不調(大関以上は前場所昇進の[[琴奨菊和弘|琴奨菊]]のみ)、直前6場所を全て勝ち越し10勝以上が5場所という安定した成績、横綱[[白鵬翔|白鵬]]との幕内対戦が直近6場所で3勝3敗と互角の成績を挙げた事などが評価された<ref>[http://npn.co.jp/article/detail/18503399/ 稀勢の里が大関へ!基準満たさずとも大関昇進の裏事情([[内外タイムス|リアルライブ]])]</ref>。[[2014年]](平成26年)7月場所を終えた[[豪栄道豪太郎|豪栄道]]の直前3場所の成績も、12勝-8勝-12勝で合計32勝だったが、それまで史上1位の14場所連続で関脇に在位していた事、また直前場所で[[鶴竜力三郎|鶴竜]]、白鵬と横綱二人を下し、さらに千秋楽では最後まで白鵬と優勝を争った大関・琴奨菊を倒した事などが評価され、大関昇進が決定した。
 
[[2011年]](平成23年)11月場所を終えた[[稀勢の里寛|稀勢の里]]の直前3場所の成績は、10勝-12勝-10勝で合計32勝であったが、日本人力士が不調(大関以上は前場所昇進の[[琴奨菊和弘|琴奨菊]]のみ)、直前6場所を全て勝ち越し10勝以上が5場所という安定した成績、横綱[[白鵬翔|白鵬]]との幕内対戦が直近6場所で3勝3敗と互角の成績を挙げた事などが評価された<ref>[http://npn.co.jp/article/detail/18503399/ 稀勢の里が大関へ!基準満たさずとも大関昇進の裏事情([[内外タイムス|リアルライブ]])]</ref>。
 
[[2014年]](平成26年)7月場所を終えた[[豪栄道豪太郎|豪栄道]]の直前3場所の成績も、12勝-8勝-12勝で合計32勝だったが、それまで史上1位の14場所連続で関脇に在位していた事、また直前場所で[[鶴竜力三郎|鶴竜]]、白鵬と横綱二人を下し、さらに千秋楽では最後まで白鵬と優勝を争った大関・琴奨菊を倒した事などが評価され、大関昇進が決定した。
 
また、[[2015年]](平成27年)5月場所を終えた[[照ノ富士春雄|照ノ富士]]は直前3場所が平幕込みで8勝-13勝-12勝(優勝)の合計33勝だったが、直前場所での幕内初優勝を果たした事が大関に相応しいと判断され、新大関となった<ref>[http://npn.co.jp/article/detail/23623240/ 照ノ富士が白鵬自滅でたなぼたの優勝 またも“時期尚早”の大関誕生へ(リアルライブ)]</ref><ref>[http://www.nikkansports.com/battle/column/sumo/news/1483806.html 照ノ富士の大関昇進に賛否も関脇優勝なら「妥当」]大相撲裏話(日刊スポーツ)2015年5月29日1時5分</ref>。なお大関昇進の3場所前が平幕の地位だったのは、[[1985年]](昭和60年)11月場所後の[[北尾光司|北尾]](のち横綱・双羽黒。前頭筆頭で12勝3敗)以来29年ぶりだが、3場所前が平幕で1桁勝ち星となると、[[1983年]](昭和58年)3月場所後の[[朝潮太郎 (4代)|朝潮 (4代)]](前頭筆頭で9勝6敗)以来の32年前までさかのぼる<ref>ただし、北尾(東前頭筆頭・12勝(優勝次点)-西関脇・11勝-東関脇・12勝(次点))・朝潮(東前頭筆頭・9勝-西関脇・14勝(優勝同点)-東関脇・12勝(優勝次点))共に、直前3場所の成績は合計35勝。</ref>。
 
[[2018年]](平成30年)5月場所を終えた[[栃ノ心剛史|栃ノ心]]昇進3場所前平幕の地位で優勝しだっことや、この場所を含め直前3場所を14勝(優勝)-10勝-13勝の合計37勝を挙げた好成績が高く評価され、文句なしで大関昇進した。大関昇進の直前3場所の起点の場所が平幕優勝だったのは平成以降では初めてである。
昇進できなかった例としては、[[2002年]](平成14年)1月場所を終えた[[琴光喜啓司|琴光喜]]は13勝(優勝)-9勝-12勝の合計34勝だったが、昇進を見送られた。理由は、3場所前が前頭2枚目(13勝2敗で[[前頭#平幕で優勝した力士|平幕優勝]])だったこと、2場所前が9勝と1桁白星であったこと(平成以降の大関昇進者はほぼ2場所前は10勝以上)、また当時大関が4人もいたことが引っ掛かった。さらに大関取りが期待された同場所において3敗目を喫した内容があまりにも悪かったほか、自分より遥かに地位の低い前頭8枚目の[[武雄山喬義|武雄山]]に敗れた理由もあったといわれる。翌3月場所は直前3場所が9勝-12勝-8勝の計29勝に留まり琴光喜の大関取りは一旦消滅するも、5年後の[[2007年]](平成19年)7月場所後に悲願の大関昇進を達成した。
 
但し、逆に昇進できなかった例としては、[[2002年]](平成14年)1月場所を終えた[[琴光喜啓司|琴光喜]]は13勝(優勝)-9勝-12勝の合計34勝だったが、昇進を見送られた。理由は、3場所前が前頭2枚目(13勝2敗で[[前頭#平幕で優勝した力士|平幕優勝]])だったこと、2場所前が9勝と1桁白星であったこと(平成以降の大関昇進者はほぼ2場所前は10勝以上)、また当時大関が4人もいたことが引っ掛かった。さらに大関取りが期待された同場所において3敗目を喫した内容があまりにも悪かったほか、自分より遥かに地位の低い前頭8枚目の[[武雄山喬義|武雄山]]に敗れた理由もあったといわれる。翌3月場所は直前3場所が9勝-12勝-8勝の計29勝に留まり琴光喜の大関取りは一旦消滅するも、5年後の[[2007年]](平成19年)7月場所後に悲願の大関昇進を達成した。
 
[[2006年]](平成18年)7月場所を終えた[[雅山哲士|雅山]]は直前3場所を10勝-14勝(優勝同点)-10勝の計34勝と、大関再昇進に適う星取であった。しかし、直前の場所が10勝止まりだったことや、当時大関が既に5人いた(白鵬がこの場所綱取りであったが、翌場所に継続となった)ことを理由に昇進を見送られている。翌9月場所は直前3場所を14勝(同点)-10勝-9勝の計33勝としたが再び却下され、結局雅山の大関再昇進は成らなかった。
 
[[2010年]](平成22年)1月場所を終えた[[把瑠都凱斗|把瑠都]]は直前3場所を12勝-9勝-12勝の計33勝としたが、2場所前が1桁勝ち星だった事や、上述の琴光喜や雅山のように、合計34勝を挙げながら昇進出来なかった例もあって見送られる。翌3月場所は14勝(優勝次点)で異論無しの大関昇進を果たした。
 
[[2018年]](平成30年)5月場所を終えた[[栃ノ心剛史|栃ノ心]]は、昇進3場所前に平幕の地位で優勝したことや、この場所を含めて直前3場所を14勝-10勝-13勝の合計37勝の成績が高く評価され、大関に昇進した。大関昇進の直前3場所の起点の場所が平幕優勝だったのは平成以降では初めてである。
 
===大関昇進前3場所成績(平成以降)===
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