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→‎2000年以降: 小改訂。『おと×まほ』追加、他。
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=== 2000年以降 ===
[[1999年]]には『[[おジャ魔女どれみ]]』シリーズ([[1999年]]-[[2002年]])が制作される。主人公による人助けという点で『サリー』に代表される古典的魔法少女の流れと複数の主人公格のキャラクターの登場および魔法を行使するために変身(魔女見習い服へのお着替え)を要するという点で『[[美少女戦士セーラームーン]]』に代表される戦闘美少女の流れを、それぞれ継承している。
 
[[安野モヨコ]]が王道的な魔法少女を意識した『[[シュガシュガルーン]]』([[2003年]])を執筆、この形態を扱った少女漫画としては久しぶりの作品となり、[[2005年]]には[[アニメ化]]された。
 
なお、『[[東京ミュウミュウ]]』([[2002年]]-[[2003年]])、『[[マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ]]』([[2003年]]-[[2004年]])、『[[プリキュアシリーズ]]』([[2004年]]〜)等の1990年代の戦闘美少女系魔法少女の流れを受け継いだ作品も多数制作されている。『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』は歌と人魚をテーマとして取り入れ、歌を使った戦闘をメインとした。『プリキュアシリーズ』は男児向けヒーロー物のような肉弾戦の描写に力を入れた「魔法少女格闘物」を標榜し、ロングランヒットとなっている。
 
『[[魔法少女隊アルス]]』([[2004年]])や『[[ふしぎ星の☆ふたご姫]]』([[2005年]])、『プリキュアシリーズ』で初めて純然な魔法少女の要素を組み込んだ『[[魔法つかいプリキュア!]]』([[2016年]])などのように魔法界型アニメも作られている。また、ゲーム原作の『[[オシャレ魔女 ラブandベリー]]』(ゲーム[[2004年]]、アニメ[[2007年]])が大ヒットした。
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魔法少女ものの本流ではないが、この時期には魔法少女のフォーマットを利用した男性向けアニメが次々と現れた。毒のある描写を盛り込んだ『[[ぷにぷに☆ぽえみぃ]]』([[2001年]])、『[[ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて]]』([[2002年]])をはじめとする[[邪道魔法少女]]三部作、軍事・政治・[[英語]]の[[卑語]]などの際どいギャグを盛り込んだ[[ヒライユキオ]]の『[[魔法の海兵隊員ぴくせる☆まりたん]]』([[2005年]])、アニメより規制の緩い小説という媒体を利用した[[ミステリ]]要素のある『[[新本格魔法少女りすか]]』([[2004年]])、[[少年漫画]]的な要素を強く出した『[[魔法少女リリカルなのはシリーズ]]』([[2004年]]〜)、ミリタリー系少女バトルの先駆にもなった『[[ストライクウィッチーズ]]』(2007年)、自動車産業である[[スバル]]のプロモーションのために製作された『[[放課後のプレアデス]]』([[2011年]])、魔法少女をモチーフとした[[ダーク・ファンタジー]]『[[魔法少女まどか☆マギカ]]』(2011年)などである。特に『魔法少女まどか☆マギカ』は[[社会現象]]とまでされる大きな盛り上がりを見せた<ref>週刊プレイボーイ 集英社 2011年5月30日号</ref>。
 
また、近年においては『[[マヴカレ魔法少女!]]』(2005年)のような男性の主人公が何らかの理由により能力を発動する際、魔法少女の力をふるうのにふさわしい少女の体へと性転換させられる作品や、逆に『[[魔法少女 俺]]』(2012年~2014-2014年)のような、普段は普通の少女だが変身すると青年になるという作品、また『[[魔法少女プリティ☆ベル]]』(2009年〜)や『[[魔法☆中年おじまじょ5]]』(2013年)などといった、[[ボディビル|ボディビルダー]]や[[サラリーマン]]といった[[中年]]の男性が肉体的にはそのままに魔法少女の衣装をまとって戦う作品など、ある種のミスマッチを売りにした「キワモノ系」というべきものも登場している。また、『[[おと×まほ]]』(2007年)のように、いわゆる[[男の娘]]が魔法少女となって活躍する作品もある。

ダークファンタジー系としては、魔法少女という存在をゾンビ映画の[[ゾンビ]]のような「日常を破壊し仲間を増やしながら殺戮を繰り返す、人間に対する脅威」として描いたパニックホラー的な作品『[[魔法少女・オブ・ジ・エンド]]』(2012年-2017年)や、不幸な境遇に置かれた少女達が「魔法少女サイト」という不気味なWebサイトから贈られたステッキを用い、寿命を削りながら戦うサイコホラー作品である『[[魔法少女サイト]]』(2013年~)、特定の街に魔法少女が増えすぎたため彼女達による[[バトルロワイヤル]]を余儀なくされた魔法少女達を描く『[[魔法少女育成計画]]』(2012年〜)などもある。
 
=== 日本以外 ===