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'''ブラビア'''(BRAVIA)とは、[[ソニービジュアルプロダクツ]](2014年7月までは[[ソニー]])から[[開発]]・[[発売]]されている[[デジタル]][[ハイビジョン]][[テレビ]]及び法人向けディスプレイのブランド名。
 
本ブランド名は、日本国外においても用いられているが、本項では主に日本国内における製品について記載する。
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== 型番法則 ==
2015年春モデル以降の型番法則は、以下のとおりである。
:KJ-画面サイズ+シリーズを表す1文字のアルファベットと1桁または3桁、4桁の数字(A1系は[[4K UHD]] [[有機エレクトロルミネッセンス|有機EL]]パネル搭載の上位機、Z9系は4K UHDパネル搭載のフラッグシップ機、X9000系は4K UHDパネル搭載の上位機、X8000系は4K UHDパネル搭載の普及機、W800系はハイビジョンの上位機、W700系はハイビジョンの中位機、W500系はハイビジョンの普及機)+世代を表すアルファベット(2013年春モデル以降の型番法則からの続きとなっており、2015年モデルは"C"、2016年モデルは"D"、2017年モデルは"E"、2018年モデルは"F"である)。法人向けモデルは個人向けモデルの型番に"/BZ"が付記される
:法人向けの液晶モニターはテレビと同じ型番法則に準じるが、最初の2文字が"FW"となる。
 
=== 過去の型番法則 ===
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== 現在のラインアップ ==
ブラビアは2018年16月現在、24V型/32V型/43V型/49V型/55V型/65V型/75V型/77V型/85V型/100V型の910サイズをラインナップしていがある。画面解像度は24V型はHD、32V型はHDとフルHDの2種類、43V型はフルHDと4K UHDの2種類、49V型と55V型・65V型・75V型・77V型・85V型・100V型は4K UHDとなる。
 
なお、個人向けモデルと同一のラインアップで[[ホテル]]/[[旅館]]の客室などに向けた法人向けモデルがあり、後述するディスプレイモデルのBZ35F/BZシリーズ同様に、専用機能として「Proモード」や[[HTML5]]が搭載されるほか、3年間延長保証が付帯され、専用電話窓口の利用が可能となる。
ホテル客室など非家庭用市場向けには、メーカーオプションで仕様変更改造が可能となっている(例:本体ボタンを全て無効にする、外部入力を無効にする)。
 
* A1シリーズ - 2017年春モデルで投入される「ブラビア」初の4K UHD・[[有機エレクトロルミネッセンス (商品)|有機EL]]モデル。後述するフラッグシップモデルのZ9Dシリーズにも搭載されている4K高画質プロセッサー「X1 Extreme(エックスワン エクストリーム)」や4K対応超解像エンジン「4K X-Reality PRO」を搭載し、「トリルミナスディスプレイ」も採用されている。音質面ではパネルの背面左右に[[アクチュエータ|アクチュエーター]]を配して画面を振動させ、スタンドに内蔵したサブウーファーと信号処理技術によって音を出す音響システム「アコースティック サーフェス」を搭載。この音響システムとスタンドを背面に配置したことによってスピーカーやスタンドが正面からは見えない構造となり、ベゼルも極限まで薄くした。また、ケーブル類も背面スタンドに収納できるようになっている。Android TV機能は改良が加えられ、音声検索機能に[[アルゴリズム]]解析が加わったことで、放送や録画番組を曜日や時間帯・アクションを含めた自然な文章での検索が可能となり、放送中の番組などを画面右上に表示しながら次のコンテンツの検索やアプリ操作が可能な子画面表示、アプリの切り替えや終了をスマートフォンのように操作可能なタスク切替、テレビの基本機能を1つの画面上にまとめて表示するかんたんメニューを追加した。2017年8月5日に77V型が追加された。
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* Z9Dシリーズ - 2016年秋モデルで新たに投入された4K UHDフラッグシップモデル。LEDをパネル背面に高密度に敷き詰め、一つ一つ独立して駆動するとともに、光学設計によって個々のLEDの光が隣接部分へ拡散することを防ぐことで、より細かい範囲での明暗のコントロールと高輝度化を可能にする「Backlight Master Drive(バックライト マスタードライブ)」や、4K高画質プロセッサー「X1」の約1.4倍の処理能力を持つとともに、それぞれのシーンの物体をオブジェクトごとに認識して色やコントラストを補正し、SDR映像をHDR映像相当にアップコンバートする「HDRリマスター」、超解像データベースにノイズ低減処理専用データベースを組み合わせることで低ノイズと高精細が両立した映像表現を可能にする「デュアルデータベース分析」、SDR映像の8ビットやHDR映像の10ビットの入力信号に対して、階調に14ビット相当の補完処理を施して滑らかなグラデーション表現を可能にする「Super Bit Mapping(スーパービットマッピング)4K HDR」で構成された4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」を新たに搭載。このほか、4K対応超解像エンジン「4K X-Reality PRO」・「トリルミナスディスプレイ」・「X-tended Dynamic Range PRO」も搭載される。また、「番組チェック」に改良を加え、ジャンルカテゴリーの登録が可能となったほか、現在放送中の番組と次の番組を一括表示するユーザーインターフェイスに刷新した。デザインは画面とフレームの段差を極限までそぎ落とし、フレーム側面のスリットにペールゴールドを採用。背面カバーによってねじ穴や端子類がすべて隠され、テレビ本体の背面構造と配線の工夫によってケーブル類を背面に収めたことで正面視からケーブルが目立たないように工夫されている。なお、サイズは65V型・75V型・100V型の大型クラス3サイズの設定。100V型は受注生産で、メーカー希望小売価格が8%消費税込で756万円の超高額機種となる。
:: KJ-100Z9D (100V型)  ※受注生産
:: KJ-75Z9D (75V型)  ※生産完了
:: KJ-65Z9D (65V型)
 
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* X8000Eシリーズ - X8300Dシリーズ後継の4K UHDモデル。A1/X9500Eシリーズ同様に新機能を追加したAndroid TV機能を搭載したほか、他のシリーズで採用されている「チャンネルポン(電源オフの状態でリモコンのチャンネルボタン(数字ボタン)を押すだけで電源オンと選局を完了し、ボタンを押したチャンネルですぐに視聴できる機能)」を搭載した。なお、X8300Dでは搭載されていた倍速機能(倍速駆動パネル/モーションフローXR240)が非搭載となった。カラーバリエーションが設けられており、ブラックとウォームシルバーの2色展開となる。
:: KJ-49X8000E (49V型)
:: KJ-43X8000E (43V型)  ※ブラックは生産完了
 
* X7500Fシリーズ - 「4K X-Reality PRO」が搭載された4K UHDモデル。リモコンはA8F/X9000F/X8500Fシリーズと同じものが採用されている。
:: KJ-55X7500F (55V型) ※6 ※2018年6月23日発売予定
:: KJ-49X7500F (49V型) ※6 ※2018年6月23日発売予定
:: KJ-43X7500F (43V型) ※6 ※2018年6月23日発売予定
 
* W730Eシリーズ - 2017年1月に発表された、W730Cシリーズ後継のフルハイビジョンモデル。W730Cシリーズで搭載されていた高音質機能(ClearAudio+、クリアフェーズテクノロジー、S-Forceフロントサラウンド、ボイスズーム、S-Masterデジタルアンプ)、ブラビアリンク、2画面表示、省電力機能が非搭載に、ネットワーク機能は無線LAN(IEEE802.11b/g/n)のみとなった。また、サイズラインナップが変わり、40V型は43V型にサイズアップした。
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:: KJ-32W500E (32V型)
 
* W450Eシリーズ - 2017年8月に発表された、W450Dシリーズ後継の小型ハイビジョンモデル。W500Eシリーズ同様に「チャンネルポン」や「クリアボイス」が搭載され、録画機能に「ジャンル検索予約」が追加された。
* W450Dシリーズ - 24W600A後継のハイビジョンモデル。前述のW500Cシリーズ同様に、24W600Aに搭載されていた超解像エンジン「X-Reality PRO」に替わり、高画質技術「クリアレゾリューションエンハンサー」を搭載したほか、24W600Aに搭載されていた高音質機能(クリアフェーズテクノロジー、S-Forceフロントサラウンド、ボイスズーム、S-Masterデジタルアンプ)、ネットワーク機能(ソニーエンタテインメントネットワーク、無線LAN機能、スクリーンミラーリング、Video & TV SideView、関連検索/テキスト検索、ブラウザ機能、Wi-Fi Directモード、ソニールームリンク(クライアント機能))、ブラビアリンク、2画面表示、省エネ設定、MHL端子・光デジタル音声出力端子(AAC/PCM/AC3)が非搭載となり、外付けUSBハードディスク録画対応やタイマー機能(オンタイマー、スリープタイマー)、無操作電源オフ(無操作状態が4時間続くと自動で電源を切る機能)といった必要最低限の機能に絞ったベーシック仕様となった。
:: KJ-24W450D24W450E (24V型)
 
=== 法人向けモニター ===
* BZ35F/BZシリーズ - 「ブラビア」初となる、'''チューナー非搭載'''の法人向けディスプレイモデル。横置きだけでなく、縦置き(65V型以下のサイズで対応)・天吊り・傾斜設置(75V型以下のサイズで対応、43V型は縦設置時のみ対応)も可能となっている。また、信号検出による自動起動や本体キー/リモコンの使用制限などの設定を行うことが可能な「Proモード」を搭載するほか、HTML5によるソフトウェア[[プラットフォーム]]も搭載されているため、ディスプレイ単体での[[デジタルサイネージ]]運用も可能である。
:: FW-85BZ35F/BZ (85V型) ※2018年7月6日発売予定
:: FW-75BZ35F/BZ (75V型) ※2018年7月6日発売予定
:: FW-65BZ35F/BZ (65V型) ※2018年7月6日発売予定
:: FW-55BZ35F/BZ (55V型) ※2018年7月6日発売予定
:: FW-49BZ35F/BZ (49V型) ※2018年7月6日発売予定
:: FW-43BZ35F/BZ (43V型) ※2018年7月6日発売予定
 
== 過去のモデル ==
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:: KJ-32W500C (32V型)
 
=== 2016年春(X####D/W450Dシリーズ) ===
* X9350Dシリーズ - X9300Cシリーズ後継の4K UHDプレミアムモデル。超解像エンジン「4K X-Reality PRO」はフルHD以下の映像を4K解像度へアップコンバートする際のノイズ低減機能強化を行ったほか、音質面では磁性流体スピーカーのスピーカーコーンの振動板の素材にカーボンファイバーを採用し、音のレスポンスを速くしたほか、高剛性化により[[音圧]]が高くなり、個々の音が前から出てくるような迫力をもたせた。リモコンはマイクボタンを備えた新型となり、音声検索が可能となった。
:: KJ-65X9350D (65V型)
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:: KJ-65X8500D (65V型)
:: KJ-55X8500D (55V型)
 
* W450Dシリーズ - 24W600A後継の小型ハイビジョンモデル。前述のW500Cシリーズ同様に、24W600Aに搭載されていた超解像エンジン「X-Reality PRO」に替わり、高画質技術「クリアレゾリューションエンハンサー」を搭載したほか、24W600Aに搭載されていた高音質機能(クリアフェーズテクノロジー、S-Forceフロントサラウンド、ボイスズーム、S-Masterデジタルアンプ)、ネットワーク機能(ソニーエンタテインメントネットワーク、無線LAN機能、スクリーンミラーリング、Video & TV SideView、関連検索/テキスト検索、ブラウザ機能、Wi-Fi Directモード、ソニールームリンク(クライアント機能))、ブラビアリンク、2画面表示、省エネ設定、MHL端子・光デジタル音声出力端子(AAC/PCM/AC3)が非搭載となり、外付けUSBハードディスク録画対応やタイマー機能(オンタイマー、スリープタイマー)、無操作電源オフ(無操作状態が4時間続くと自動で電源を切る機能)といった必要最低限の機能に絞ったベーシック仕様となった。
:: KJ-24W450D (24V型)
 
=== 2016年秋(X####Dシリーズ) ===
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== 外部リンク ==
* [http://www.sony.jp/bravia/ 液晶テレビ BRAVIA 〈ブラビア〉 | ソニー]
* [https://www.sony.jp/bravia-biz/ BRAVIA in Business|業務用ディスプレイ・テレビ 法人向け ブラビア|ソニー]
* [http://www.jp.sonystyle.com/Product/Visual/Bravia/index.html テレビ 〈ブラビア〉 - Sony Style]