「ツキノワグマ」の版間の差分

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超プロ住民 (会話 | 投稿記録)
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== 人間との関係 ==
<!-- 世界的・有用 -->
[[胆嚢]]は薬用とされる<ref name="iucn" />。薬効成分は[[ウルソデオキシコール酸|UDCA]]とされ、化学合成が可能で代用品もあるが珍重されている<ref name="iucn" />。日本(詳細は後述)とロシアでは法律によって狩猟(スポーツハンティング)が許可されている<ref name="iucn" />。
 
<!-- 世界的・害 -->
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<!-- 生息数 -->
道路建設やダム開発・農地開発・植林による生息地の破壊、[[毛皮]]や胆嚢・[[熊の|手]]目的の乱獲、駆除などにより生息数は減少している<ref name="iucn" /><ref name="obara"/><!-- iucn道路建設やダム開発・農地開発・植林による生息地の破壊・毛皮や胆嚢・手目的の乱獲、obara開発・毛皮や胆嚢・手目的の乱獲・駆除 -->。幼獣をペット用に、牙や爪を取り除いたうえで犬と戦わせるなどの見世物とする目的での捕獲も懸念されている<ref name="iucn" />。アフガニスタンでは見られなくなり、バングラデシュや朝鮮半島では絶滅の危険性が高い<ref name="obara"/>。保護の対象とされることもあるが密猟されることもあり、中華人民共和国や朝鮮半島へ密輸されているとされる<ref name="obara" />。国際的商取引は禁止されているが、例として1970 - 1993年に大韓民国へ2,867頭が輸入された記録がある<ref name="obara"/>。[[1977年]]に亜種バロチスタンツキノワグマが、[[1979年]]に種単位でワシントン条約附属書Iに掲載されている<ref name="species+" />。旧ソビエト連邦での1970年代における生息数は6,000 - 8,000頭、[[1985年]]における生息数は4,600 - 5,400頭と推定されている<ref name="obara"/>。中華人民共和国での[[1995年]]における生息数は12,000 - 18,000頭と推定されている<ref name="obara"/>。
<!-- 以下地域ごと -->
;''U. t. formosanus'' タイワンツキノワグマ
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::'''下北半島・紀伊半島・東中国地域・西中国地域・四国山地の個体群'''
::{{絶滅のおそれのある地域個体群}}<ref name="ishii"/>
:日本では古来より[[狩猟]]対象となっている。現代でも食用などに用いられ、特に[[胆嚢]](熊胆)は[[生薬]]として珍重されている。{{main|熊肉|熊胆|マタギ}}
:現在は[[動物愛護管理法]]の[[特定動物]]、[[鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律|鳥獣保護法]]の[[鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律#狩猟鳥獣|狩猟鳥獣]]、[[絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律]]の[[希少野生動植物種#国際希少野生動植物種|国際希少野生動植物種]]とされている。狩猟が禁止されている地方自治体もあり一例として高知県で1986年、徳島県で1987年、四国全域・島根県・奈良県・広島県・三重県・山口県・和歌山県で1994年以降は狩猟が禁止されている<!-- 岡山県・兵庫県でも禁止されていると記述されているが、いつから禁止されているかは記述なし --><ref name="ishii"/>。
:家畜や農作物・人間への被害が発生している<ref name="obara"/>。ヒグマとは異なり、ツキノワグマは人間を襲って食べることは比較的少ない{{要出典|date=2016年6月}}。しかし出会い頭などで驚いた場合は人間を襲う場合がある。日本ではツキノワグマが大量出没した2004年には全国で109人(うち死亡者2名)、2006年には145人(うち死亡者3名)、2010年には147人(うち死亡者2名)の被害者が報告されている<ref>[http://www.japanbear.sakura.ne.jp/cms/pdf/201203shinpohoukoku.pdf 日本のクマを考える 繰り返されるクマの出没・私たちは何を学んできたのか?―2010年の出没と対策の現状―報告書]</ref>。出没は森林内はもとより、森林と人間の居住エリアとの境界付近であることが多い。また、クマは背中を見せて逃げるものを追う習性があるため、出遭ってしまったときは、静かに後ずさりすべきである<ref>[http://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/kids/full.pdf 環境省:クマに注意!-思わぬ事故をさけよう-]他</ref>。養蜂場や養魚場も熊による被害が大きい。