「2026 FIFAワールドカップ」の版間の差分

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2017年11月7日、2026 FIFAワールドカップ招致手引書<ref name="2026syoutitejun">[https://resources.fifa.com/mm/document/affederation/administration/02/91/60/99/biddingregulationsandregistration_neutral.pdf FIFA REGULATIONS for the selection of the venue for the finalcompetition of the 2026 FIFA World Cup™-FIFA公式HP、2017年11月7日]</ref>をFIFAが発表し、開催立候補国の[[コンプライアンス]]や施設面、人権への配慮、コストや収益などを評価すること、そして、評価の比重は、スタジアムが35%、交通が13%、チケット収入、商業収入、コストが各10%などとした<ref name="2026syoutitejun" />。ワールドカップ招致活動の明確な禁止事項を定め、買収工作や不適切な贈答品やW杯招致に向けたサッカー振興プロジェクト及び親善試合開催などを禁じた<ref name="2026syoutitejun" /><ref name="Statutes2016" />。2018年3月16日の開催提案書(Bit Book)提出締切日までに両候補の開催提案書が提出された。カナダ・メキシコ・アメリカの3カ国共同開催提案書<ref>[http://resources.fifa.com/image/upload/united-2026-bid-book.pdf?cloudid=w3yjeu7dadt5erw26wmu カナダ・メキシコ・アメリカ3カ国共同開催提案書-FIFA公式HP]</ref>とモロッコの単独開催提案書<ref>[http://resources.fifa.com/image/upload/morocco-2026-bid-book.pdf?cloudid=weegrtyecqg3hjw8hmmr モロッコ単独開催提案書-FIFA公式HP]</ref>を、2026W杯開催提案書評価タスクフォース(以下、評価タスクフォース<ref>[http://static.fifa.com/about-fifa/news/y=2017/m=10/news=fifa-council-approves-key-organisational-elements-of-the-fifa-world-cu-2917722.html FIFA Council approves key organisational elements of the FIFA World Cup™]-FIFA公式HP、2017年10月27日</ref>)が、招致手引書の評価基準<ref name="2026syoutitejun" />の下、評価手順<ref>[http://resources.fifa.com/image/upload/overview-of-scoring-system-for-the-technical-evaluation-of-2026-fifa-world-cup-b.pdf?cloudid=eg1fnzj6q9ik5gmggkwi 2026年W杯評価手順概要-FIFA公式HP]</ref>に則り評価し、問題ないということで両候補を受け付けた。
 
2018年4月に、評価タスクフォースが両候補を視察し、施設とインフラ整備等を調査した。5月にモロッコは不備な点があるとして再視察された。評価タスクフォースは、5月30日、両候補の事業計画のヒアリング及び質疑応答、31日に両候補のワールドカップ招致委員会のプレゼンを受けた後、上記の評価基準及び評価手順に則り、2026 FIFAワールドカップ立候補国評価レポート(以下、評価レポート)を作成し、6月1日に公表した<ref name="report">[http://resources.fifa.com/image/upload/2026-fifa-world-cup-bid-evaluation-report.pdf?cloudid=yx76lnat3oingsmnlvzf 2026 FIFA World Cup Bid Evaluation Report]FIFA公式HP、2018年6月1日、同年6月3日閲覧</ref>。評価レポートでは、最低条件を2点に設定して5点満点で評価。両候補ともに合格ラインを超えたものの、3か国共催側は4点、モロッコ側は2.7点であった<ref name="report" />。さらに、開催経費や入場券販売、警備などを含めた総合評価は3か国共催側が500点満点中の402.8点で、モロッコ側は274.9点であった<ref name="report" />。大会関連施設及びインフラは、3か国共催側は「既に運営可能なレベル」で、モロッコ側は「大会関連施設のほとんどが新設で大幅なインフラ整備が必要」と記述された<ref name="report" />。また、大会収益は、3カ国共催側は143億ドル(約1兆5662億円)で、モロッコ側は72億ドル(約7900億円)が見込まれると評価レポートに記述された<ref name="report" />。2026 FIFAワールドカップ開催国投票は、[[2018 FIFAワールドカップ]]開幕戦前日の2018年6月13日の[[ロシア]]首都[[モスクワ]]でのFIFA総会で行われる。投票手続き<ref name="touhyou">[http://resources.fifa.com/image/upload/voting-procedure-for-the-2026-fifa-world-cup.pdf?cloudid=z4kk97u5ofuzrujilsu4 2026 FIFA World Cup 投票手続き-FIFA公式HP]</ref>に則って次のような手順で行われる。最初は議長の紹介および評価レポートの報告、提出された両候補の開催提案書の両候補のプレゼンがある。各プレゼンは最大15分に制限される。プレゼン後、質問など発言の要請があれば、協議を行う。要請が無ければあるいは協議後、投票に入る。立候補国4カ国を除いた残り207協会での投票とな(2016年10月28日から資格停止されていた[[グアテマラ]]サッカー連盟は、2018年5月31日復帰<ref>[https://twitter.com/fedefut_oficial/status/1002375179069198336/photo/1 COMUNICACION OFICIAL DE FIFA SOBRE EL LEVANTAMIENTO DE LA SUSPENSIÓN DE LA FEDEFUT-グアテマラサッカー連盟公式ツイッター2018年5月31日]</ref>)。「3か国共催」か「モロッコ単独開催」か「該当国なしとして2つ両候補以外国で招致活動やり直し」かを投票する。投票は電子投票で行うことができる。投票しなかった場合は、棄権となる。最初の投票で、両候補の内、棄権及び無効票を除く有効投票数の50%以上の票を獲得し、最多票を得た側が2026 FIFAワールドカップ開催国となる<ref name="touhyou" /><ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK60499_X10C18A3000000/ 26年サッカーW杯開催地、6月総会で決定へ-日本経済新聞2018年3月17日]</ref>。最初の投票で、「該当国なしとして、両候補以外の国で招致活動やり直し」が棄権及び無効票を除く有効投票数の50%以上の票を獲得し、最多票を得た場合は、立候補4カ国以外の招致活動を再開する。最初の投票で、3つのいずれも、棄権及び無効票を除く有効投票数の50%以上の票を得なかった場合は、「該当国なしで招致活動やり直し」の選択は破棄し、「3か国共催」か「モロッコ単独開催」のどちらかを2回目の投票で決める。2回目の投票で、棄権及び無効票を除く有効投票数の50%以上の票を獲得し、最多票を得た側が開催国となる。但し、棄権及び無効票を除く有効投票数の50%以上の票を獲得できなかった場合は、評価レポート<ref name="report" />で優れていた側が、開催国となる<ref name="touhyou" />。加盟協会は、規模やサッカーの強さに関係なく、1票のみ持つ。その協会所属の代表者本人のみに投票権があり、代理人及び手紙による投票はできない。また、FIFA理事は、任期中は協会の代表者にはなれない<ref name="Statutes2016" />。
 
== 出場国 ==