「アルギン酸」の版間の差分

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; アルギン酸アンモニウム
: アルギン酸ナトリウムによく似た性質を持つ。他のアルギン酸塩と違い、[[灰分]]にならないことから、[[セラミック]]などの[[バインダー]]に利用される。
; {{ill2|アルギン酸カルシウム|en|Calcium alginate}}
: 水に不溶。一部のアルカリを使うことで溶ける。[[溶接棒]]を加工する際のバインダー、{{ill2|固定化酵素|en|Immobilized enzyme}}、怪我した際に使用される[[創傷被覆材]]に利用される。
; アルギン酸エステル(アルギン酸プロピレングリコールエステル)
: アルギン酸に[[酸化プロピレン]]を加え、構造中のカルボキシル基に[[プロピレングリコール]]を[[エステル結合]]した[[誘導体]]。[[食品衛生法]]では「アルギン酸プロピレングリコールエステル」が正式名称。
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* 食物繊維素材として - 食物繊維飲料など。[[コレステロール]]の対外排泄作用を用いた[[特定保健用食品]]としても商品化されている。
=== 医療分野 ===
[[医療]]分野では、アルギン酸塩類が歯科材料(歯科印象材)として、アルギン酸の繊維状ゲルが[[手術]]糸に、またアルギン酸塩は[[創傷被覆材]]([[カルトスタット]]や[[ソーブサン]]など)に用いられる<ref>{{Cite web|author = [[夏井睦]]|date = 2001-12-14|url = http://www.wound-treatment.jp/wound020.htm|title = 創傷被覆材|work = 新しい創傷治療|accessdate = 2012-05-28}}</ref>。アルギン酸ナトリウム粉末(アルト)は[[皮膚]]での出血や[[消化管]]での[[内視鏡]]止血に、5%アルギン酸ナトリウム水溶液(アルロイドG)は[[胃炎]]・[[胃潰瘍]]・[[消化管]]出血に用いられる。
 
=== 工業分野 ===