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魔法少女の年齢は多くが10歳から14歳であるが、これは[[第二次性徴]]期にあたる。魔法少女の「[[変身 (ヒーロー)|変身]]」は、子供から女性への成熟を象徴している<ref name="sm10" />。大人になりたいというのは子供がよく抱きがちな願望であり<ref name="sm10" />、魔法少女はしばしばヒロインが成長した姿へと変身する。そうした作品では変身した自分と本当の自分との違いに悩むという二重生活の困難さが主題であり、特に[[恋愛]]が絡むと事態はいっそう複雑になる。ヒロインが憧れる少年が、彼女の変身した姿のほうに恋したりするのである。こうした筋書は、人々の見た目に惑わされがちな傾向への批評である<ref name="sm11">『The Sailor Moon Role-Playing Game and Resource Book』p.11</ref>。
 
魔法少女はほとんどの場合、純真で無垢であり、純粋さを別にすれば普通の女の子であるのが多い<ref>しかし、中には『[[間違った子を魔法少女にしてしまった]]』の魔法少女「真風羽華代」のような、凶暴で性格も黒い、とても純粋無垢とは言えない[[ヤンキー (不良少年)|ヤンキー]]もいる。</ref>。ただし、21世紀に入ってから『[[魔法少年マジョーリアン]]』(2006年)や『[[けんぷファー]]』(2008年)、『[[俺、ツインテールになります。]]』(2012年)のように女性ではなく、男性が女性へと変身する(いわゆる[[TSF]])物も登場している。しかし、これらも魔法少女へなるとたいていは美少女へと変身するのだが、中には『[[魔法少女 俺]]』(2012年-2014年)のように、少女から筋骨隆々な[[女装]]男子姿になるものや、『[[魔法少女育成計画]]』(2012年)のラ・ピュセルのように男子から女子に変身した上で、[[龍人|竜人]]と言った人外になったり、そもそも『[[ブロッケンブラッド]]』(2003年-2012年)『これはゾンビですか?』(2011年ー2012年)のような、[[男の娘]]として[[性転換]]せずに魔法少女となって活動する作品もあり、一概に女の子であるとは言い切れなくなっている。
 
たいていの魔法少女は力を振るうためにコンパクト、ステッキ、クリスタルといったアクセサリーを用いるが、それらの道具が実際に力の源であることは稀であり、ヒロインの純真さこそが愛と命の力を引き出す鍵である<ref name="sm11" />。